外車の買い替えに重要な時期やタイミングを解説していきます。また、より高く売る方法や注意点なども掲載していますので、参考にしてください。
車の買い替え時期で損をする!お得なタイミングはいつ?
車を所有していて気になるのが、買い替えの時期です。
どのようなタイミングで買い替えるのが良いのかと、迷ってしまう方は多い事でしょう。
車は安いものではありませんから、飽きたからと言ってそう短いスパンで購入できるものではありません。
また、ご自身の車に愛着が湧いている場合もあるでしょう。
そこで今回は、車を買い替えるならいつがいいのか、ベストなタイミングやお得な時期について詳しく解説します。
年数を目安に車を買い替える
車を買い替えるタイミングについて、年数を目安にするというのが一つのポイントでしょう。
車の買い替え年数は、一般的には8年6ヶ月が平均だと言われています。
しかし、ベストなタイミングがそうとは限らないのです。
それぞれに、どのような理由があるのかを見ていきましょう。
メーカーの一般保証が終わる3年目
まず、初めに車を買い替えるタイミングとしてオススメなのが、新車で購入して3年目です。
国産車メーカーの一般保証は、多くの場合が通常3年で終了します。
一般保証が終了しても特別保証は継続されますから、車を乗り続けるのにはそこまで影響はしないでしょう。
しかし、リセールバリューが高い場合や、新型が出ていない場合はここで高く売れる可能性があるのです。
特に、新車時に人気のある車種はリセールバリューも高く、高値で下取りや買取をしてもらえる可能性が高いでしょう。
また、新車で購入してから3年目は、最初の車検の時期です。
3年目で買い替えるのなら、車検を迎える前がお得と言えます。
※リセールバリュー:一度購入したものを販売する際の再販価値のこと
メーカーの特別保証が終わる5年目
メーカーの特別保証は、新車で購入してから5年目で終了します。
特別保証の対象は、エンジンやブレーキなどの基本的な部分やシートベルトやエアバッグなどの安全性に関わる部分です。
国産車は故障しにくいとは言え、万が一の際に備えて特別保証の有無は重要でしょう。
また、新車購入から5年と言えば、2回目の車検の時期でもあります。
これらの事を踏まえて、5年目のタイミングで買い替えを検討する方は多いのです。
5年を超えて乗り続ける人は、保証の延長制度が無いかをしっかりと確認しましょう。
乗りつぶしするかどうかの節目は7年目
新車で購入して7年目というタイミングは、乗りつぶしするかどうかの節目とも言えます。
3回目の車検を迎える7年目は、少しずつ車に不具合が出始める時期。
国内ではそれほど評価は下がりませんが、海外では安全性の観点から輸入制限が掛かる国があるのです。
また、実際に不具合や故障などによって、急な出費がかさむ事も考えていかなければならない時期でしょう。
そのようなコストを考えると、7年での買い替えが最もお得という捉え方もあります。
乗り続けるにしても、この7年の節目に一度、査定を受けて車のリセールバリューを確認しておくと良いでしょう。
自動車税が上がる13年目
平成27年から年式の古い車の税金を重くするという政策が導入されました。
これにより、13年を超えた車は低年式車として自動車税が上がるのです。
ですから、13年目のタイミングで車を買い替えるのも良いでしょう。
とは言え、13年も同じ車を大切に乗っているのですから、愛着がある方も多いかと思います。
自動車税の割り増しは、18年目でも再度行われますので覚えておきましょう。
ライフスタイルや車の状態で買い替える
車の買い替えのタイミングは、ライフスタイルや車の状態で検討するのも良いでしょう。
どのようなポイントがあるのかを解説していきます。
ライフステージの変化
車の買い替えの大きなタイミングとして、ライフステージの変化が挙げられます。
- 結婚
- 子供が生まれる
- 家族構成の変化
- 引っ越し
これらをきっかけに、ライフスタイルに合わせた車に買い替える人は多い事でしょう。
それは、車に求める条件が変化するからです。
結婚を機に燃費の良い車に変えたり、小さな子供がいれば乗り降りのしやすさやチャイルドシートの乗せやすさを重視する事が重要になります。
また、単純に家族が増えれば軽自動車では足りなくなったり、お年寄りがいれば福祉車両に買い替える事も選択肢に出てきます。
引っ越し先の環境次第で車に乗る機会が増えれば、燃費の良い車に買い替える人もいるでしょう。
このように、広さや天井の高さ、燃費や走りやすさなどを考慮して、ご自分の生活に合った車に乗り換える事がポイントです。
マイカーローン終了のタイミング
車をローンで購入されている方は、マイカーローン終了のタイミングでの買い替えもおすすめ。
今ある車が下取りや買取によって値が付く場合、それを次の車の資金に充てる事が出来るからです。
マイカーローンは3年や5年で組んでいる人が多いため、新車で購入した車ならまだまだリセールバリューも高いでしょう。
また、その際には2回目の車検を受ける前に売ってしまうのがオススメです。
事前に今ある車を査定し、リセールバリューを把握する事で、買い替えの際の資金繰りやスムーズな売却が出来るでしょう。
マイカーリース満了のタイミング
個人向けのマイカーリースは、今や多くの人が利用しています。
契約内容にもよりますが、満了のタイミングで返却か購入、買い替えを選ぶ事が出来ます。
生活に車が必要という人は、購入か買い替えの2択になるでしょう。
これまで乗り慣れた車をそのまま購入するのも良いのですが、その場合は残価を支払わなければなりません。
ですから、このタイミングで新たな車に買い替える人は多いのです。
満了のタイミングでの買い替えを繰り返せば、常に新型車に乗る事が出来るのもメリットと言えます。
マイカーリースの満了を控えている人は、一度検討してみましょう。
走行距離や不具合で決める
買い替えのタイミングは、走行距離や車の不具合を見て検討する事も重要です。
一般的には、軽自動車は8万キロ、普通自動車は10万キロが買い替えの目安だと言われています。
実際には、自動車は何キロの走行距離を迎えていても走る事自体は出来ます。
しかし、長い距離を走行すれば、それだけ足回りやエンジンなど様々な部分に不具合が生じてくるのです。
そう言った意味で、分かりやすくキロ数が目安にされているのでしょう。
走行距離が長い場合や既に不具合が出ている場合には、買い替えを検討してみましょう。
また、年間走行距離が5000km未満など少ない場合、車の買い替えのタイミングは悩みどころでしょう。
そんなに乗らないし不具合も無いのに、買い替えなんて勿体ないとお考えの人も多いのではないかと思います。
しかし、年間走行距離が少ない車の場合に気になるのが部品などの劣化です。
特に、あまり乗らない軽自動車は部品の錆び等でベルトがすり減り、充電不良等の問題が発生する事例が多いと言われています。
ですから、リセールバリューが高いうちに売って次の車の資金に充て、状態の良い車に乗り続けるというのはおすすめです。
3年目未満・5年目未満で走行距離が少ない車は、高値で売れる可能性が高いと言えます。
長く乗りたい場合は、まだ高く売れる5年目くらいで点検をし、買い替えを検討すると良いでしょう。
お得ポイントを考えて買い替える
ここまで、様々な買い替えのタイミングについてお伝えしてきました。
せっかくなら、お得に車を買い替えたいものですよね。
どのようなタイミングで買い替えればお得になるのか、ポイントをいくつかご紹介しましょう。
自動車税の課税前のタイミング
車を買い替えようとお考えなら、自動車税の課税前のタイミングがおすすめです。
自動車税は、毎年4月1日時点の所有者に課せられます。
自動車税には年度途中に廃車(買取店などが行う解体を伴わない廃車を含む)にした場合、残りの期間分の還付制度があります。
ですから、4月1日以降に買い替えをしたとしても、残存期間分相当の金額を買取店が査定額に上乗せしてくれる事がほとんどです。
しかし、それでも一度は一年分を自分で納めなくてはなりません。
また、軽自動車の場合は軽自動車税の還付制度が無いのです。
軽自動車を4月や5月に買い替えした場合、ほぼ1年分の軽自動車税を余分に支払う事になってしまいます。
ですから、3月中に買い替えをしてしまうのが手間も掛からずお得なのです。
買い替えにはある程度の時間が掛かります。
前もって計画的に動く事が、お得に車を買い替えるポイントと言えます。
新型車が出る前のタイミング
車は、定期的にモデルチェンジが行われます。
購入時は最新型であった車も、新たに新型モデルが登場すれば価値が下がる事が予測されます。
ですから、新型車が出る前のタイミングで買い替える方がお得なのです。
モデルチェンジの周期はメーカーや車種によって異なりますが、おおよそ2年~7年毎に実施される傾向にあります。
買い替えをお考えの際には、参考にしてみて下さいね。
車検前に買い替える
車を買い替える際、車検の時期が迫っていたらその前に売ってしまいましょう。
車検が残っていた方が高値で売れる事は確かにあります。
しかし、査定額が車検の費用分以上に高くなるという事はほとんどありません。
車検には手間も時間も掛かりますから、受けずにそのまま売りましょう。
車の需要の高い季節で買い替える
車には、需要が高くなる季節というものがあります。
冬から春、年始から年度末にかけての時期は、多くの人が車の買い替えを検討する傾向にあるのです。
そのタイミングで車を買い替える事で、買取や下取り価格が高くなる可能性があります。
買い替えの時期に迷っている場合には、1月~3月に検討してみましょう。
下取りと買取はどちらがお得?
車を買い替えるというのは、今ある車を売るという事です。
買い替えの際には、新車の割引の代わりに下取り価格を上げてくれる事があります。
既に新車で欲しい車が決まっているという人は、ディーラーでの下取りも良いでしょう。
しかし、一般的に下取りの査定額は、買取業者の査定額よりも低い場合がほとんどです。
今ある車をより高く売り、お得に買い替えたいのなら、断然買取がオススメでしょう。
一括査定を利用するメリット
車をより高く売るためには、複数の買取業者に査定を依頼する事がポイント。
価格競争に繋げる事で、査定額が高くなる可能性があるのです。
また、業者の対応やシステムなどを比較できるため、より条件に合った優良な業者を選ぶ事にも繋がります。
そこで、オススメなのは一括査定サイトを利用する事です。
手間が掛からないというのはもちろん、ネットで簡単に価格を比較できるというメリットがあります。
また、中には査定や売却に関する一連のやりとり全てを、買取サイトとするだけで済む一括査定もあるのです。
買取サイトでは査定を依頼すると同時に、嵐のように営業の電話が鳴り続けるという業者もあります。
業者と直接交渉したい人にとってはメリットですが、営業電話をデメリットと感じる人には負担でしょう。
車の買い替えのまとめ
車を買い替えるタイミングには、年数や走行距離、ライフステージの変化など様々なポイントがあります。
【年数】
・特別保証が終わる5年目
・7年目で乗りつぶすかどうかを決める
・自動車税が上がる13年目
【ライフスタイルや車の状態】
・マイカーローン終了のタイミング
・マイカーリース満了のタイミング
・走行距離や不具合
よりお得に買い替えをするためには、今ある車がどれくらいの価格で売れるのかという事や、買い替えなかった場合に掛かる費用も大きく関わるでしょう。
お得ポイントを考えて買い替えるなら、以下のタイミングがおすすめです。
- 自動車税の課税前(4月1日より前)
- 新型車が出る前(おおよそ2年~7年毎)
- 車検前
- 車の需要の高い季節(1月~3月)
売る時期やタイミングを見計らう事で、お得な買い替えが出来るのです。
また、今ある車を高く売りたいのなら、下取りよりも買取が断然お得でしょう。
その際には、複数の業者に見積りを依頼して比較しましょう。
一括査定を利用して価格競争に繋げる事で、査定額が高くなるというメリットがあるのです。
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