「車を高く売りたい」と思っても、何から始めたら良いのか分からなくなる事ってありますよね。
ディーラー下取りに任せるべきなのか、今売っても損はないのか、悩みは尽きないものです。
そこで、今回は車を高く売るなら「どこがいいか」「最も得する時期やタイミングはいつか」といった情報が、誰でも一度読めば分かる内容にまとめてみました。
「結局どうすればいいんだろう…」と途方に暮れて、「車を高く売ろう」という気持ちが萎えてしまっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【2019年度版】最高額が分かる!しつこい営業がない一括査定を見てみる。
目次
車を高く売るならどこがいい?
車を高く売るならどこがいいか?の答えは、「買取専門店」だと言えます。
なぜなら、以下のように買取専門店には、ディーラー(正規販売店)下取りにはないメリットがあるからです。
メリット1:複数業者を比較出来る
一括査定サイトを利用すれば、買取専門店の中でもどこが1番高く買い取ってくれるかを知る事が出来ます。
そのため、中古市場の買取相場額より低い査定額で車を売ってしまうといった失敗を防げるでしょう。
メリット2:査定の基準が細かくプラス査定を狙いやすい
買取専門店はディーラー下取りに比べて査定の基準が細かいため、ナビ・装備品・パーツなどのアイテムがあると、プラス査定を狙いやすく車を高く売れる可能性が高いでしょう。
それでは次に、なぜディーラー下取りを利用すると、買取専門店に比べて損をする可能性が高まるかについてご説明していきます。
ディーラーによる下取りは損する可能性が高い
今までは主流とされていたディーラー下取りが、買取専門店に比べて損する可能性が高まる理由は以下の通りです。
中古車市場の相場やニーズが反映されない
ディーラーによる下取りは、各種販売店が用意する「下取り基本価格表」を元に下取り価格が算定されます。
そのため、中古車市場の相場額より低くなったり、人気車種やアイテムがあってもプラス査定されなかったりする場合があるのです。
車両値引き額が減っている可能性があるから
ディーラー下取りでは、下取り価格は高く見えても新車の値引き額が減っている場合があります。
総合的に見ると売り主がいくら得をしたのかは不明瞭で、損をしやすいと言えるでしょう。
ただし、買取専門店には、高く売るために複数業者に査定を依頼する手間や相場変動による売却時期を読まなければならないといったデメリットがあります。
そのため、買取専門店に依頼する際は、この後にご紹介している一括査定サイトや売る時期やタイミングについて事前に知っておく事が重要になるでしょう。
車を高く売るなら一括査定の活用がマスト
先程もお伝えした通り、買取専門店で車を高く売るなら、複数業者の査定額を比較するために一括査定サイトを利用するのがおすすめです。
インターネットで自分の情報を一度入力すれば、近くの買取専門店を数社~数十社ピックアップしてくれるので、労力や時間を無駄にせずに済みます。
とは言え、どこの一括査定サイトで申し込んでも結果が同じになる、というわけではありません。
車を高く売るためには、「提携業者数(サイトと契約している買取専門店の数)」が多いサイトを選ぶ事が重要になります。
なぜなら、自分の売りたい車種に強い業者が選べるサイトで一括査定をお願いした方が、あなたの車を高く売れる可能性が高まるからです。
それでは次に、管理人オススメの提携業者数の多い一括査定サイトをご紹介していきます。
おすすめの一括査定サイト!車の相場価格を知ろう
おすすめの提携業者数の多い一括査定サイトは、以下の3つです。
メリットはもちろん、デメリットもありますので、自分に合った一括査定サイトを選択する必要があります。
車の相場価格を知り、出来るだけ高く売れる買取専門店を見つけましょう。
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ユーカーパック
- 提携会社数:
- 5,000社以上
- 対応エリア:
- 全国
メリット
・5,000以上の公開入札で高額査定
・連絡はユーカーパックとだけ
・独自のオークション形式
・平均30秒の簡単入力デメリット
・査定が慎重で少し時間が掛かる
・大手の車買取業者が少ない
・最低希望価格を超えるとキャンセル不可
・業者と直接交渉が出来ない管理人のレビュー
ユーカーパックの特徴
ユーカーパックは、5,000社以上の車買取専門店と提携している車一括査定サイト。
一般的な一括査定サイトとは違い、ユーカーパックサイトを利用してオークション形式で複数買取専門店に競り落とす額を争ってもらえるのが最大の特徴です。電話もユーカーパックの運営会社からしか掛かってこないので、しつこいアポ取りの電話に煩わされる心配がありません。
査定額アップのために、複数の買取専門店の担当営業者と価格交渉する必要もありません。そのため、口下手な方にはぜひおすすめしたい一括査定サイトだと言えるでしょう。
ただ、他の一括査定より売れるまでに時間が掛かるというデメリットもあります。急いでいる方は、他の一括査定を利用する事をおすすめします。
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カーセンサー
- 提携会社数:
- 1,000社以上
- 対応エリア:
- 全国
メリット
・連絡はメール指定が可能
・同時査定最大30社
・大手の提携会社が多い
・事故車にも対応可能デメリット
・申し込み後は業者任せ
・入力項目が多い
・メール指定でも電話が掛かってくる事も
・小規模の業者は少ない管理人のレビュー
カーセンサーの特徴
カーセンサーは、1,000社以上の車買取専門店と提携している車一括査定サイト。
ユーカーパックとの大きな差は、提携先に大手の買取専門店が多い所でしょう。大手の買取専門店は、基本的に高額査定をしてくれる所が多いので、価格交渉をして高額査定を狙いたい方におすすめの一括査定サイトです。
また、連絡手段もメール指定が出来るため、しつこいアポ取りの電話に悩まされる心配もありません。ただし、メール指定しても電話が来る場合があるという口コミもあります。
申し込みをする時間帯などは選ぶようにすると良いでしょう。ただ、一度で30社に同時査定を依頼出来るのは大きな魅力です。
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ズバット車買取比較
- 提携会社数:
- 200社以上
- 対応エリア:
- 全国
メリット
・WEB上で査定額を提示
・カスタマーサポートがある
・豊富な役立つコンテンツを配信
・地域格差が少ない安定したサービスデメリット
・申し込み直後から電話が多く鳴る
・提携会社数はそれほど多くない
・事前提示と実際の査定額が異なる場合あり
・申し込み後にDMが来る可能性あり管理人のレビュー
ズバット車買取比較の特徴
ズバット車買取比較は、200社以上の車買取専門店と提携している車一括査定サイト。
ユーカーパックやカーセンサーに比べると提携業者数は劣ります。しかし、運用年数15年・利用者数150万人以上という安心出来る実績があります。
さらに、ズバット車買取比較の利用者アンケートによると、車の査定額が下取りに比べて平均16万円以上UPしたというデータが出ており、高額査定を狙える事が伺えます。ネット上で「相場を調べる事が出来る」と記載がありますが、申し込みをすると営業電話が鳴り止まないという口コミもあります。
連絡手段は電話のみで、しつこい電話連絡が煩わしい方は避けた方が良いでしょう。高く売りたいという方におすすめです。
しつこい営業電話が嫌だという方におすすめ
営業電話があっても交渉可能で高く売りたい方におすすめ
カスタマーサポート設置で初心者の方におすすめ
一括査定サイトの比較一覧
上記で紹介した3社の一括査定サイトの比較を表でまとめました。
買取業者 | 申し込み | 入力時間 | 提携会社数 | 対応エリア | 特徴 |
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ユーカーパック | 年中無休で対応 | 約30秒 | 5,000社以上 | 全国対応 | ・連絡はユーカーパックのみ ・査定が1回で済む ・5,000社以上からの公開入札で高値が付きやすい ・入札があるとキャンセル不可 ・買取業者と直接交渉が出来ない |
カーセンサー | 年中無休で対応 | 約90秒 | 1,000社以上 | 全国対応 | ・連絡はメール指定が可能(電話が来る場合あり) ・提携先に大手の買取専門店が多い ・他の一括査定より高く売れる可能性があり ・営業電話が多くある ・複数業者の査定で時間が取られる |
ズバット車買取比較 | 年中無休で対応 | 約45秒 | 200社以上 | 全国対応 | ・WEB上ですぐに査定額を提示 ・カスタマサポートで初心者でも安心 ・サイト内にて役立つコンテンツ配信 ・申し込み後の電話が多い ・提携数が少ないため査定額が低い場合あり |
どちらにしても、メリット・デメリットはありますので、自分に合った一括査定を選ぶようにしましょう。
しつこい電話が嫌であれば「ユーカーパック」、電話があっても一番高く売りたいのであれば「カーセンサー」がおすすめです。
どちらしても、「地元の業者に依頼する」「知り合いに売る」「オークションに出す」などより、安心で高く売る事が出来ます。
車を売るなら何月?1番得する時期
車を高く売るなら中古市場の需要を知って、1番得する時期に売却するのが大切です。
特に1~2月は、車の販売台数が最も増える3月に向けて、中古車の在庫を確保するために車が1番高く売れる時期なので逃さないようにしましょう。
また、もし車を売りたい時期に1~2月が当てはまらない場合は、3月と9月に売るのもオススメです。
3月は決算・9月は半決算期を多くの買取専門店が迎えるため、売上強化期間になっており、価格競争が起きて高額査定を狙いやすいでしょう。
4月1日前に売ると自動車税の還付手続きを省ける
車を売るなら、少しでもスムーズに手続きを済ませたいですよね。
そういった場合には、やはり年度が変わる4月1日前に車を売却するのがオススメです。
なぜなら、4月1日以降に車を売ると自動車税の還付手続きが必要になり、手間が増えてしまうからです。
もちろん、4月1日以降に売却しても、ほとんどの場合は売却先(ディーラー・買取専門店)が売り主が支払う必要のない自動車税分を査定額にプラスしてくれます。
しかし、中には売り主の無知につけ込んで自動車税の返還をうやむやにしたり、自動車税還付委任状※を書かせて自動車税を業者の取り分にしたりする悪徳業者もいるので注意が必要です。
意味が分からず署名・捺印をして、戻ってくるはずの還付金が知らぬうちに売却先(車買取専門店・ディーラー)に振り込まれてしまっていたという事例もあります。
自動車税還付委任状を記入する際には、どんな目的で使用するのかをしっかりと確認する事が重要です。
「自動車税が還付されても受け取りを放棄する意思を示す書類」です。本来は、買取時点での還付金を業者が支払って重複しないように使用したり、手続きが4月にズレ込んだ際に業者が納めた税金の還付が元の所有者に振り込まれないようにする目的で使用されます。
車を売るなら車検のタイミングに合わせよう
プラス査定に繋がりそうな車検も、実は車検を受けた後と前で査定額が大きく変わる事はありません。
そのため、車を売るなら車検前に売却をして、余計な車検の費用を節約した方が良いでしょう。
特に、車検の1~2ヶ月前は、車検が切れるギリギリのタイミングのため、1番お得に車を売れる絶好の機会だと言えます。
逆に、車検が切れてから1年以上経過した車は、ほとんどの場合マイナス査定になってしまいます。
そのため、やはり車検が切れる前のタイミングを狙って車を売却するのがオススメでしょう。
走行距離は5万km・10万kmを超える前に売る
走行距離の多い車は、それだけ消耗している(使われている)と判断されるため、マイナス査定に繋がります。
特に、5万kmや10万kmと切りの良い走行距離は「多走行車」「過走行車」と呼ばれ、マイナス査定の判断材料にされる場合が多いようです。
そのため、車を売るなら、この2つの走行距離は超えないように注意しておきましょう。
ただし、日頃から老朽化した部品などのメンテナンス・交換をしている場合には、走行距離は関係なく、状態を見てマイナス査定を避けられるケースもあります。
フルモデルチェンジ・型落ちする前に売る
軽自動車・ハイブリッドカーなどのエコカーを売却しようとしている方は、フルモデルチェンジ(型落ち)する前に売るようにしましょう。
なぜなら、エコカーと呼ばれるタイプの車は新型が出ると乗り換えを検討する人が多く、型落ちした車が中古市場に多く出回るようになるからです。
その場合、型落ちした同モデルの車の供給が過多になり、買取専門店でも売りさばくのが難しくなるため、査定額が大きく下がる場合はあります。
ちょっとしたタイミングで査定額が大きく変動してしまいます。
そのため、自分の乗っている車がフルモデルチェンジするといった噂が流れた際には、売る機会を逃さないように注意してください。
車を売るならプラス査定のポイントを知っておこう
車を売るなら、少しでもプラス査定は狙いたいもの!
そのための重要なポイントは、「あなたが車を大切に扱っていた」と業者に印象づける事です。
査定した段階で「すぐに買い取って売り出せる状態」だと業者に思ってもらえるように、以下のように自分の出来る範囲で車を綺麗にしておきましょう。
- 車内は掃除機をかけておく
- 洗車をしておく(乾かした状態で査定を受けるのがベスト)
- シートなどのシミは濡れタオルなどで拭いておく
- 脱臭剤を使って不快な臭いを除去しておく
- 私物は全て外に出しておく
さらに、車を手放したい時期を事前に伝えておくと、売却時期の相場が読みやすく確実に売ってもらえるという業者の安心感で、プラス査定を狙いやすくなりますよ。
小さな浅い傷を自分で直しても査定額アップには繋がらない
自分で修理出来るくらいの小さな浅い傷が付いている事もありますよね。
査定前に直しておくと、査定額アップに繋がりやすくなるのではないかと思う人もいるでしょう。
コンパウンドやタッチアップペンなど、市販のアイテムも多数販売されています。
しかし、車を査定に出す前に素人が自分で傷を直すのは止めましょう。
かえって傷が目立ってしまう事があります。
キレイに出来たとしても、プロの査定士が見れば傷だと分かりますからマイナス査定を防ぐ事は出来ません。
また、自分で目立たなく出来るほどの小さく浅い傷は、そもそもマイナス査定の対象にはならない可能性があります。
傷の査定への影響については、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
車を売るなら知りたい注意点!必要書類や費用
車を売るなら、事前に必要書類や費用について知っておくと、手続きがスムーズになります。
注意点としては、普通自動車と軽自動車で用意する書類が違う所です。
普通自動車の場合
・印鑑登録証明書(発行後3ヶ月以内のもの×2通)※2
・自賠責保険証明書
・自動車納税証明書(有効期限が切れていないもの)
・実印
・振込口座情報
・リサイクル券(預託済みの場合)
軽自動車
・自賠責保険証明書
・軽自動車納税証明書(有効期限が切れていないもの)
・印鑑(認印可)
・振込口座情報
・リサイクル券(預託済みの場合)
※1住所変更が一度あった場合は「住民票」、複数回あった場合は、「戸籍の附票」または「住民票の除票」も必要になります。
※2姓又は名前が変わっている場合は、戸籍謄本が必要になります。
廃車手続きの代行手数料が掛かる業者もいますから、事前に確認しておきましょう。
一括査定サイトを使って車を売る流れ
一括査定サイト使って、車を売る一般的な流れは以下の通りです。
2.入力内容を見て複数の買取専門店が査定を開始
3.複数の買取専門店より査定額と出張査定の案内が来る
4.高額査定してくれた業者をいくつか選び、査定を依頼する
5.価格交渉をして1番高く買い取ってくれる業者に売却する
ただし、ユーカーパックのようなオークション形式を採用している一括査定サイトは、以下のように売却までの流れが異なります。
2.運営会社から査定日について案内が来る
3.近くの運営提携ガソリンスタンド、もしくは自宅で査定を受ける
4.査定した情報を元に愛車が一括査定サイトで出品される
5.運営会社と契約している買取専門店が車の情報を見て、競り合う
6.入札金額を確認して、高値を付けてくれた業者に売却
複数の業者と自分で交渉して高額査定を狙いたい方には前者、一社にお任せして手間を掛けずに高めの値段で車を売りたい方には、後者の一括査定サイトがおすすめです。
車を売る時のまとめ
車を高く売るなら、ディーラー下取りよりも買取専門店がおすすめです。
下取りでは中古車市場の相場やニーズが反映されない事が多く、例え高値が出てもその分新車の値引き率が低くなり結果的に損をする可能性があります。
より高く買い取ってくれる買取専門店を見つけるには、複数の業者に査定を依頼して比較をするのが重要なポイント。
一括査定サイトを利用すれば、買取専門店同士を競わせてより高額査定を引き出す事が出来るでしょう。
おすすめなのは、以下の一括査定サイトです。
それぞれに特徴がありますから、自分に合ったサイトを選びましょう。
一括査定 | おすすめの方 |
---|---|
ユーカーパック | しつこい営業電話が嫌だという方におすすめ |
カーセンサー | 営業電話があっても交渉可能で高く売りたい方におすすめ |
ズバット車買取比較 | カスタマーサポート設置で初心者の方におすすめ |
車を売るには、印鑑登録証明書や自賠責保険証明書などの書類が必要です。
前もって用意しておくと、スムーズな買取が出来るでしょう。
また、査定前に車を綺麗な状態にしておく事も、マイナス査定を防ぐポイントです。
ただし、傷は素人が自分で直すと返って目立ってしまう可能性がりますので止めましょう。
その他にも、車が高く売れる時期やタイミングを狙って査定に出せば、プラス査定を狙うのも可能です。
【車を売るのにお得な時期やタイミング】
- 1~2月、もしくは3月or9月
- 自動車税の手続きが必要になる4月1日前
- 車検、フルモデルチェンジ(型落ち)前
- 走行距離が5万km・10万kmを超える前
是非この記事に書いてある内容を意識して、少しでも高い値段でお得に車を売却しましょう。