車を売る際の自賠責

買い替えや免許の返納など、様々な理由によって車を売る機会があります。
そんな時、気になるのが保険に関する事ではないでしょうか。

中でも、自賠責保険に関しては「必ず入らなければいけないから入っている」という認識はあるものの、内容や目的まで詳しく把握していない人も多い事でしょう。
車を売る時に、自賠責保険の解約や手続きは必要なのでしょうか。

また、返戻金があるという話を耳にした事がある人もいるかと思います。
そこで今回は、車を売る時に自賠責保険はどうしたら良いのかについて、詳しく解説していきます。

自賠責保険とはどんなものなの?

まず、そもそも自賠責保険とは、どのようなものなのでしょうか。
自賠責保険とは、正式には「自動車損害賠償責任保険」と言い、法律で加入が義務付けられている「強制保険」です。

原付を含む全ての自動車に加入が義務付けられています。
自賠責保険は、交通事故の際に被害者を救済するための保険なのです。

ですから、加入していないと車検が受けられません。
つまり、自賠責保険に未加入の車は公道を走る事が出来ないのです。

自賠責は1ヶ月単位で加入する事が出来ますが、一般的には車検の有効期間と同じ期間で入る事が多いでしょう。
保険料はどの保険会社で入っても同じですから、入りやすい所を選びましょう。

自賠責保険料(24ヶ月分)

自家用乗用自動車 25,830円
軽自動車 25,070円

(沖縄県・離島を除く)

車を売る時に自賠責保険の手続きは必要?

車を売る時に自賠責保険の手続きは必要

車を売る時に、自賠責保険に関しての手続きは何か必要なのでしょうか。
順番に見ていきましょう。

自賠責保険の解約は必要ない

結論から言うと、単に車を売るというだけで自賠責保険の解約は出来ません。
自賠責保険というのは、人ではなく車に対して締結しています。

そのため、その車が存在している限りは、所有者が変わったとしても解約する事は出来ないのです。
ただし、車を廃車にする場合には、解約する事が出来ます。

自賠責保険の名義変更は必要か

車を売っても解約は出来ない自賠責保険ですが、名義変更は必要なのでしょうか。
車の所有者が変わるのですから、名義を変更しなければ万が一の時に保険が使えないのではないかと思う方もいるでしょう。

しかし、先ほども申し上げたように、自賠責は人ではなく車に掛かっている保険です。
車の名義人が誰であっても保証は変わらないため、現実的には名義変更をしなくとも問題はありません。

ただし、自賠責保険証明書には、契約者の住所や名前などの個人情報が記載されています。
それが気になる場合は、名義変更をする事をオススメします。

自賠責保険の名義変更に必要なもの

  • 自賠責保険承認請求書(譲渡人・譲受人双方の押印が必要)
  • 自賠責保険証明書
  • 譲渡する意思が確認できる書類

自賠責保険の名義変更には、これらの書類を加入先の保険会社の窓口に提出する必要があります。
譲渡する意思が確認できる書類というのは、譲渡者の本人確認書類や印鑑証明書、名義変更後の車検証などです。

その時の状況や、譲渡人と譲受人どちらが申請するのかによって異なります。

任意保険は手続きは必要

自賠責保険は事故の際、他人の身体にケガを負わせたり死亡させたりした場合にのみ効力があります。
物損や自分のケガなどには使えません。

そのためにあるのが、任意保険なのです。
任意保険は、車を乗る「人」に対して掛かっています。

また、車種や車体価格などによって保険の内容や金額も異なるため、車を売る際には手続きが必要なのです。
手続きの方法は各保険会社によって異なりますから、担当者や保険の窓口に問い合わせてみましょう。

自賠責が切れた車を売る事は出来る?

自賠責が切れた車を売る事は出来る

自賠責保険が切れた車でも、問題なく売る事が出来ます。
車検が切れた車がよく売られていますが、あのような感覚でしょう。

自賠責が切れているからと言って、査定額に大きく影響する事もありません。
ただし、公道を走る事は出来ないため、取りに来てもらわなければならないのです(※レッカー代が必要になる場合あり)。

ちなみに、自賠責保険に加入していない車両を運行した場合、「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」という刑に処されます。
同時に、免許停止処分が下されます。

ですから、例え道を挟んですぐの店舗であっても、必ず引き取りに来てもらいましょう。

車を売る時に自賠責を解約したら返戻金がある?

車を売る時の自賠責解約の返戻金

先ほどもご説明させて頂いたように、車を売る時でも自賠責保険は解約できません。
自賠責保険の返戻金があるのは解約時ですから、車を売っただけでは残りの保険料は戻ってこないのです。

ただし、買取業者は自賠責の残りの期間も含めてを査定し、その分は上乗せされた形になるでしょう。
また、廃車にする際には、残ってる期間に応じて返戻金があります。

その際には、「廃車にした」という証明が必要ですので、証明書を保管しておきましょう。
廃車の手続きを買取業者に依頼する場合は、返戻金は業者に入り、その分が査定額に上乗せされます。

ですから、廃車や中古車を買取業者に売る場合には、返戻金についても確認をする事が重要です。
中には、その事を顧客に伝えず、自分のものにしてしまう悪徳業者も存在します。

車を査定をしてもらう際は、自賠責保険の払戻金が含まれているかどうかをしっかりと確認しましょう。

任意保険の返戻金はある

自賠責は解約しなけれな返戻金はありませんが、任意保険は車を売る際にもあります。
車を売ってもうその先他の車には乗らないという場合や、保険会社を変える場合には解約となるので、残りの期間に応じて保険料が戻ってくるのです。

また、車を乗り換える場合には、次の車の保険料との差額が戻ってくる事もあります。
買い替えを理由に車を売る事をお考えの方は、事前に保険会社に連絡をしておきましょう。

車を売る時の自賠責のまとめ

車を売る時の自賠責のまとめ

自賠責保険は、交通事故の際に被害者を救済するための保険です。
車を公道で走らせるためには、必ず入らなければなりません。

人ではなく車に掛かっている保険ですから、車を売るからといって解約は出来ないのです。
また、名義変更はするに越した事はありませんが、しなくとも保険の効力に影響はありません。

自賠責は解約した時にしか返戻金がないため、車を廃車にした場合にのみ残りの期間の保険料は返還されます。
しかし、任意保険は車を売る際にも変更などの手続きの必要性や差額が返ってくる場合がありますので、事前に保険会社に問い合わせておきましょう。

自賠責保険が切れた車でも、問題無く売る事は出来ます。
ただし、公道を走る事は法律で禁止されていますので、業者に引き取りに来てもらいましょう。

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