三菱の買取相場！2つの特徴と人気車種8モデルのまとめ

過去のリコール隠しや燃費不正問題など、ブランドのマイナスイメージが強く残っている三菱。
「三菱の車は避けておこう」と何となく考えるユーザーも多い自動車メーカーですが、中古車市場での買取相場が気になりますよね。

そこでこの記事では、中古車の三菱車の価値を知るために、三菱の買取相場の特徴や人気車種について調べてみました。

• 三菱車のリセールバリュー（再販価値）ってどうなんだろう？
• 現在の三菱車の人気モデルを知りたい

上記のような方は、ぜひ参考にしてみてください。

三菱の買取相場の2つの特徴

三菱の買取相場の特徴は、下記の2つです。

やはり三菱のブランドイメージは現在も回復されていない状態のため、全体的にリセールバリュー（再販価値）が低い傾向にあります。
また、他社メーカーに比べて安全性への評価が低くなっています。

そのため、過走行車または傷・凹みがある三菱車は、軒並み査定額が低く付けられる傾向が強いでしょう。

では次に、そんな三菱の最近の特徴について解説していきます。

販売台数の少ない車種が高価買取に繋がる

三菱は販売台数を他社よりも抑えているため、人気車種であれば希少性が増し買取相場額が高くなるケースがあります。

【高価買取に繋がる人気車種の例】

そのため、高価買取を狙うのであれば、三菱車は人気車種を意識して購入しておくのがおすすめでしょう。
逆に人気車種ではない場合、同じ性能でも他社より安く買い取られてしまう可能性が高いです。

そのため、記事後半で紹介している人気車種8モデル以外を所有している方は、買い替えよりも壊れるまで長く乗り続けた方がコスパの良いカーライフが送れるでしょう。

今後はEV（新世代電気自動車）の活躍が期待されている

新興国である日本では、環境性能が高い車が重視される時代です。
これまではガソリン車が主流でしたが、今後は電気自動車中心になっていく車社会が考えられるでしょう。

その時に、これまでブランドイメージが低くなっていた三菱車が再起を図る可能性があります。
なぜなら、三菱は40年に及ぶ研究成果をEV（新世代電気自動車）に注ぎ込み、今後は電気自動車中心の商品ラインナップに変えていく方向性を打ち出しているからです。

そのため、今後三菱車を選ぶのであれば、将来的な買取相場の上昇を考えてEVの購入を検討してみるのもおすすめだと言えるでしょう。

三菱の人気車種の買取相場8選

買取相場額にも期待できる三菱の人気車種は、以下の8モデルです。

他社よりも走行性能が重視された車が、多くランクインしている事がわかります。

では続けて、モデル毎の平均買取相場額や売却期間を「車選び.comの一括査定」で調べたデータを元に紹介していくので、参考にしてみてください。

※買取相場額などは、2019年8月に調べた内容を参照しています。

パジェロ

三菱の代名詞とされるパジェロは、下記の2つがユーザーから高く評価され、国内のみならずヨーロッパ人気も高いクロカンSUVです。

• パリのダカールラリーで優勝（走行性能の高さ）
• 耐久性のあるボディ

2019年8月に生産終了になりましたが、新車価格が高めに設定されていました。
そのため、中古車を買い求めるユーザーが多く、リセールバリュー（再販価値）も高くなっています。

以下は、三菱・パジェロの現段階の平均データをまとめた表です。ぜひ参考にしてみてください。

【買取価格の一例】

年式3年・走行距離3.3万キロ	324.5万円
年式12年・走行距離9.4万キロ	73.9万円

パジェロミニ

パジェロミニは、下記の3つがユーザーから高く評価されたSUV型の軽自動車です。

• 軽自動車なのに車高が高い
• 悪路走行に強い
• 女性でも運転しやすい

2013年1月に生産終了になった古いモデルですが、未だに人気があります。

2019年8月にパジェロが生産終了になった影響で、「今後復活する可能性があるのでは？」と今また注目度が上がってきているのも1つのポイントでしょう。

以下は、三菱・パジェロミニの現段階の平均データをまとめた表です。ぜひ参考にしてみてください。

【買取価格の一例】

年式7年・走行距離5.4万キロ	73.8万円
年式13年・走行距離7.6万キロ	28.4万円

アウトランダー

アウトランダーは、下記の3つがユーザーから高く評価された、クロスオーバーSUVです。

• 悪路走行に強い
• 高級感のあるデザイン
• 多彩なシートアレンジ

年式8年・走行距離5万キロを超えていなければ、100万円～250万円前後で売れるケースが多くなっています。
以下は、三菱・アウトランダーの現段階の平均データをまとめた表です。ぜひ参考にしてみてください。

※参考サイトが実績不足のため算出できませんでした。

【買取価格の一例】

年式6年・走行距離3.2万キロ	135.3万円
年式11年・走行距離8.2万キロ	41.3万円

ekワゴン

ekワゴンは、下記の3つがユーザーから高く評価された、トールワゴン型の軽自動車です。

• 広い車内空間
• 小回りの効く運転のしやすさ
• 燃費性能の高さ

最新モデルは三菱の安全性が低いといったネガティブイメージを払拭する、先進安全車プラス（ASV＋）を獲得しており、軽自動車の中でも高い人気を誇っています。
ただし、走行距離が5万キロを超えると、一気に買取相場額が落ちる傾向があるので注意をしましょう。

以下は、三菱・ekワゴンの現段階の平均データをまとめた表です。ぜひ参考にしてみてください。

【買取価格の一例】

年式4年・走行距離3.3万キロ	45.6万円
年式11年・走行距離4.1万キロ	14.7万円

アイ

i（アイ）は、下記の3つがユーザーから高く評価された、軽自動車です。

• コロンとした可愛い近未来的デザイン
• 広い車内空間
• 小回りの効く運転のしやすさ

2015年3月に生産終了していますが、現在も走行距離が6万キロを超えていなければ、15万円～35万円前後で売却できるケースが多いようです。

以下は、三菱・i（アイ）の現段階の平均データをまとめた表です。ぜひ参考にしてみてください。

※参考サイトが実績不足のため算出できませんでした。

【買取価格の一例】

年式10年・走行距離5.7万キロ	23.3万円
年式13年・走行距離5.3万キロ	13.8万円

デリカＤ：２

デリカＤ：２は、下記の3つがユーザーから高く評価された、SUV型ミニバンです。

• 高い安全性能
• 悪路走行に強い
• 8人乗れる広い車内空間

2010年以降のモデルであれば、買取相場額が100万円を切らないケースも多く、リセールバリュー（再販価値）に期待ができます。

以下は、三菱・デリカD：2の現段階の平均データをまとめた表です。ぜひ参考にしてみてください。

【買取価格の一例】

年式7年・走行距離4.3万キロ	172.3万円
年式10年・走行距離5.5万キロ	135.8万円

トッポ

トッポは、下記の2つがユーザーから高く評価された、軽自動車です。

• 元祖トールワゴン型の広い車内空間
• 女性にも好まれる可愛らしいデザイン

2013年7月に生産終了しています。
しかし、現在も走行距離が7万キロ以下であれば、15万円～50万円前後の値段で買い取ってもらえるケースが多くなっています。

以下は、三菱・トッポの現段階の平均データをまとめた表です。ぜひ参考にしてみてください。

※参考サイトが実績不足のため算出できませんでした。

【買取価格の一例】

年式6年・走行距離2.7万キロ	50.1万円
年式11年・走行距離9.7万キロ	24.2万円

ランサーエボリューション

ランサーエボリューションは、下記の3つが国内外のユーザーから高く評価された、スポーツカーです。

• 燃費の良さ
• 故障の少なさ
• 走行性能の高さ

2015年に生産終了していますが、非常に値崩れしにくく、年式が10年・20年を超えても数百万円単位で買い取ってもらえるケースが多くなっています。

以下は、三菱・ランサーエボリューションの現段階の平均データをまとめた表です。ぜひ参考にしてみてください。

【買取価格の一例】

年式8年・走行距離3.4万キロ	183.2万円
年式11年・走行距離7.2万キロ	144.0万円

三菱の買取相場のまとめ

それでは最後に、三菱の買取相場について簡単におさらいしていきます。

三菱の買取相場の特徴

三菱の人気車種について

三菱はブランドイメージの低さが仇になり、買取相場が低いモデルが多くなっています。
そのため、買い替えを頻繁に行う方よりも、乗り潰す事を前提に車を購入する方におすすめの自動車メーカーだと言えるでしょう。