車売却の住民票

「車の売却をスムーズに進めたいから、必要書類は事前に用意しておきたい」
忙しい方であれば、そう思うのは当然ですよね。

しかし、車を購入した後に住所や姓を変更されている場合には、以下のような書類が別途必要になるケースがあります。

  • 住民票
  • 戸籍の附票または住民票の除票
  • 戸籍謄本

必要書類を業者に言われてから揃え直すのも手間になりますので、この記事でケース別に必要になる書類も事前確認しておきましょう。
また、役所以外で住民票を取得できる方法についてもご紹介しているので、平日役所に行くのが難しい方は合わせて参考にしてみてくださいね!

車売却に住民票が必要になるケースと必要枚数

車を売却する際に住民票が必要になるのは、車検証に記載されている住所と現住所が異なる場合です。
市区町村の役場などの機関で1枚取得して、買取店に提出しましょう。

軽自動車を売る場合は、車検証に記載された住所と現住所が異なっていても、免許証の裏面の転居履歴で対応してもらえるため、ほとんどの場合住民票が不要になります。
ただし、軽自動車であっても住民票の提出を必要とする売却先もあるので、念の為にも事前確認しておくのがおすすめです。

複数回の住所変更は戸籍の附票または住民票の除票

車検証に記載されている住所から2回以上の住所変更を行っている場合は、戸籍の附票または住民票の除票が必要です。
売却時はどちらを提出しても問題はありませんが、それぞれの違った特性があります。

あなたのケースに合わせて適した書類を選びましょう。

住民票の除票について

・同一の市区町村内で転居している場合は、1つの市(区)役所で書類の取得ができる
・複数の市区町村をまたいで転居している場合は、それぞれの市区町村に出向いて書類を取得する必要がある
・住所変更から5年程度経つと、保存期間が過ぎて書類を取得できなくなる

戸籍の附票について

・本籍地で取得する必要があるので、本籍地が遠いと郵送してもらう必要がある
・複数の市区町村に転居していても、本拠地が変わっていないければ1枚で済む
・本籍地も転居毎に移動している場合は、それぞれの本籍地で書類が必要になる

姓が変わっている場合は戸籍謄本

車検証に記載されている名前から結婚や離婚などで姓が変わっている場合は、売却時に戸籍謄本が必要になります。
戸籍謄本には戸籍に登録されている全員分の下記項目が記載されており、姓が変わっていても買取店にあなたの身分を証明できます。

  • 婚姻
  • 離婚歴
  • 続柄(血縁関係)

住民票とは違い、取得する際には必ず本籍地がある市区町村の役場に行く必要があるので注意をしてください。

それでは次に、住民票を取得する3つの方法についてご紹介していきます。

車売却時に住民票を取得する方法

車売却時に住民票を取得する方法

住民票は下記の3つの場所で、1通あたり300円前後を払うと取得できます。

1.お住まいの市区町村の役場
2.窓口センター(行政サービスコーナー)
3.コンビニ(マイナンバーを持ってる場合)

詳しい取得方法や発行可能な時間帯は、お住まいの市区町村によって異なります。
インターネットで「〇〇市(お住まい地域) 住民票 取得方法」と調べてみてください。

お住まいの地域の行政サイトから、それぞれの取得方法についての詳細な情報が入手できます。

それでは次に、住民票以外で車売却に必要な書類をご紹介していきます。
住民票が必要な時に一緒に役所等で取得できる物もあるので、合わせてチェックしてみてください。

住民票以外で車売却に必要な書類の一覧表

住民票以外で車売却に必要な書類の一覧表

住民票以外で車の売却に必要になる書類は、以下の通りです。

【車売却に必要な書類一覧表】

必要書類(物) 普通自動車 軽自動車
自動車検査証(車検証)
自動車税納税証明書 ○※1
自賠責保険証
実印又は認印 ○(実印のみ) ○(認印でも可)
印鑑登録証明書 ×
リサイクル券
譲渡証明書※2 ×
委任状※2 ×
自動車検査証記入申請書※2 ×

※1軽自動車の場合は、書類名称が軽自動車納税証明書に変わります。
※2こちらの書類は売却先で準備してもらえるため、自分で用意する必要はありません。

普通自動車と軽自動車では、用意する書類が異なります。
また買取店によっては、他の書類の提出を求められる場合もあるので、書類を準備する前に事前確認しておくのがおすすめです。

一つひとつの書類の役割や一般的な保管先については、この後にご紹介していきます。
また、書類を紛失された場合には、「車を売る時に必要な書類のまとめ!紛失時の対応とは?」の記事を参考にしてみてください。

自動車検査証(車検証)

車検証とは車の公的な身分証明書のようなもので、下記のように非常に多くの情報が記載されています。

1.自動車登録番号又は車両番号
2.登録年月日/交付年月日
3.自動車の種別
4.自家用・事業用の別
5.車名
6.車台番号
7.型式
8.総排気量又は定格出力
9.所有者 氏名又は名称・住所
10.使用者 氏名又は名称・住所
11.有効期間の満了日

一般的には、車検証入れと呼ばれるファイルに入った状態でダッシュボードに保管されているケースが多いので、売却時に用意するのは難しくありません。

自動車税納税証明書

自動車税納税証明書とは、自動車税が正しく納められている事を証明する書類です。
コンビニなどで支払いをした後に受領印を押してもらい、お客様控えとしてもらうのが自動車税納税証明書になります。

一般的には、財布や自宅等に保管されているケースが多いようです。
ただし、クレジットカードで自動車税を支払っている方は、自動車税納税証明書が手元に無いケースがあります。

そういった場合は紛失時と同様に、下記で売却前に無料発行できます。

普通自動車 都道府県税事務所
軽自動車 税金を納めた市区町村役所の窓口

自賠責保険証

自賠責保険証とは、公的に加入が義務付けられている自賠責保険の保険証です。
この保険証がないと公道の運転が出来ないため、ほとんどの場合は車検証と一緒にダッシュボードに保管されています。

ただし、車検切れの車を売却するケースでは、同時に自賠責保険証の有効期限が切れている可能性があります。
そういった場合は、再加入などして自賠責保険証を新たに用意する必要はありません。

出張査定や仮ナンバーの発行をすれば、違反した状態で運転をせずに車を売れます。
車を買い替える際の自賠責保険の手続きについては、下記の記事でご紹介しているので参考にしてみてください。

印鑑登録証明書

印鑑登録証明書とは、役所に登録した実印を証明する書類です。
住民票と同じように下記の3つの場所で発行してもらえます。

車の売却時に住民票が必要な場合は、一緒に取得しておくのがおすすめです。

1.お住まいの市区町村の役場
2.窓口センター(行政サービスコーナー)
3.コンビニ(マイナンバーを持ってる場合)

また、売却先によっては、「印鑑登録証明書が2通必要になる」「発行後○ヶ月以内の物と決まりがある」場合があります。
印鑑登録証明書を取得する前に、店舗独自の決まりはないかを確認しておくと安心でしょう。

リサイクル券

リサイクル券とは、法律で定められているリサイクル料を新車購入時に正しく納めている事を証明する書類です。
実際には解体を伴う廃車時に使うものですが、次の所有者にリサイクル券を引き渡す必要があるため、車売却時にも提出を求められます。

一般的には、車検証と一緒にダッシュボードに保管されているケースが多いでしょう。
ただし、紛失してしまっている場合でも、最終的に預託金額さえ分かれば問題ありません。

売却先に相談すれば、料金を調べるなど対応してくれるケースも多いので安心してくださいね。

委任状・譲渡証明書・自動車検査証記入申請書

以下の3つの書類は、車を売却する際に店舗側に用意してもらえる書類なので、特段気にする必要はありません。

書類名称 書類内容
委任状 手続きを売却先に代行してもらうための書類(普通自動車のみ)
譲渡証明書 車の譲渡を証明する書類(普通自動車のみ)
自動車検査証記入申請書 検査や手続きを売却先に代行してもらうための書類(軽自動車のみ)

ただし、委任状と譲渡証明書には実印・自動車検査証記入申請書には認印の押印が必要になります。
判子を用意するのを、忘れないようにしましょう!

車売却と住民票まとめ

車売却と住民票のまとめ

最後に車売却と住民票等の書類について、おさらいしていきます。

車売却時に住民票が必要になるケース

・車検証と現住所が異なる場合は住民票を1通用意する
・複数回住所変更している場合は、戸籍の附票または住民票の除票を用意する
・結婚などで姓が変わっている場合は、戸籍謄本を用意する
車売却時に住民票を取得する方法

1.お住まいの市区町村の役場
2.窓口センター(行政サービスコーナー)
3.コンビニ(マイナンバーを持ってる場合)
⇒詳細な取得方法は、お住まいの地域により異なるので行政サイトを見るのがおすすめ!

住民票以外で車売却に必要な書類

・自動車検査証(車検証)
・自動車税納税証明書
・自賠責保険証
・実印又は認印
・印鑑登録証明書
・リサイクル券
・譲渡証明書、委任状、自動車検査証記入申請書

書類について分からない事がある時は、買取店に質問をすれば丁寧に教えてもらえるはずです。
ぜひこの記事を参考にしつつ、スムーズな買い替えを実現させてくださいね!

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