車の買い替えでお金がない

下記などの理由で車の買い替えを急いでいるのに、お金がないとどうしたら良いのか悩みます。

  • 思いがけない車の故障や事故
  • 車が盗まれた
  • 車検の前に売りたい

住宅ローンや教育費の支払いなどで家計に余裕がないと、買い替え費用を捻出するのが難しい方も多いはずです。
そこでこの記事では「車を買い替えるお金がない!」と困っている方に向けて、「とにかく簡単で」「すぐに試せる」「最低限押さえておきたい」5つの対処法についてご紹介してきます。

車買い替えでお金がない時の5つの対処法

車を買い替える際にお金がない時の対処法としておすすめなのは、下記の5つです。

1.古い車を高く売る(買い替えるお金を得る)
2.安い中古車を購入する(買い替えにかかるお金を減らす)
3.安いローンを組む(一度に払う買い替え費用を少なくする)
4.クレジットカードを利用する(一度に払う買い替え費用を少なくする)
5.今の車に乗り続ける(買い替えではなく修理をして乗り潰す)

ご家庭の状況や車の状態に合わせて、いくつかの対処法を組み合わせると、お金がない時でも車の買い替えを実現しやすくなります。
対処法の詳しい実践方法については、この後に一つひとつご説明していきますので読み進めてみてください。

古い車を高く売る

車を買い替えるお金がない場合は、今乗っている車を高く売る事が出来ないか調べてみましょう。
査定方法がそれぞれ違うので、ディーラー下取りで見積もりを取った時は査定額が低くても、下記の業者に見てもらったら、思ったより高額で買い取ってもらえたというケースもよくあります。(もちろん逆のケースもあります)

  • 中古車専門の買取店
  • 廃車専門の買取店

まずは、直接店舗で見積もりを取ってもらう前に、一括査定サイトを利用して売りたい車の相場感を掴んでおくと、安く買い叩かれるのを防げるはずです。
ちなみに、しつこい営業電話が苦手という方は、ユーカーパックを利用すれば一社のみとの電話連絡だけで査定まで終わらせられます。

価格交渉を電話の時から積極的にしていきたい方は、提携店舗の多いカーセンサーなどの利用がおすすめです。

安い中古車を購入する

車を買い替えるお金がない場合は、やはり買い替えに掛かるお金を減らすのが1番です。
新車にこだわらずに、購入価格を抑えやすい中古車にも目を向けてみましょう。

具体的には、中古車を選ぶ際に車検年数や走行距離を見極めて下記を意識しておくと、安くても質の良い中古車に買い替える事が出来ます。

・初回の車検タイミングで売り出されている中古車は多走行車を狙う
・2回目の車検タイミングで売り出されている中古車は人気車種も狙う
・3回目の車検タイミングで売り出されている低走行車を狙う
・新型モデル発売時期は型落ちの中古車を狙う

もっと中古車をお得に購入する方法について詳しく知りたい場合は、こちらの記事も合わせて参考にしてみてください。⇒「中古車の買い替え!購入・売却で重要なのは車検と走行距離

軽自動車や排気量が少ない車なら維持費も節約出来る

車を買い替える際にお金がないのであれば、安い中古車を選ぶ時に下記を購入すると、より買い替え費用を節約出来ます。

  • 軽自動車
  • コンパクトカー

なぜなら、軽自動車やコンパクトカーは、そもそも排気量が多い車に比べて、以下のような買い替え費用を安く済ませられるからです。

・車両本体価格
・自動車税
・自動車取得税
・自動車重量税
・保険料

また、維持費についても車種で以下のような違いが出るため、買い替え後の車に関連した支払いの負担も少なく出来ます。

軽自動車
(燃費23㎞/L)
コンパクトカー
(燃費19km/L)
普通車
(燃費14km/L)
自動車税 10,800円 34,500円 39,500円
自動車重量税 5,000円 15,000円 20,000円
ガゾリン代 59,130円 71,578円 97,142円
自賠責保険料 12,535円 12,915円 12,915円
年間合計額 87,456円 133,993円 169,557円
年間維持費の差額 年間46,537円増加 82,101円増加

※税金は1年分として計算。
※ガソリン代は単価136円で、年間1万キロを仮定した燃費で走行した場合で計算。

安いローンを組む

ここまでご紹介した「古い車を高く売る」や「安い中古車を買う」の対処法を試しても買い替え費用が足りない場合は、安いローンを組むのがおすすめだと言えます。
具体的には、下記を実践すれば、月々の返済額を1万円前後に抑えられるのでお金がない方にも負担が少ないのです。

・車の購入費用を抑えた上で長い年数のローンを組む
・ディーラーよりも金利の安い銀行のローンを利用する

ただし、銀行ローンはディーラーローンに比べると、審査が通りにくいという欠点があります。
また、低金利であっても、下記などのポイントを総合的に判断しないと、低金利のローンを選んでも損してしまうケースがあるので注意が必要です。

  • 上限金利がどこまで上がるのか
  • 金利は固定なのか変動なのか
  • 保証料の有無はどうなっているのか
  • 金利優遇条件はどうなっているのか
  • ディーラーローンはキャンペーンを行っていないのか

ローンを組めない時の対策

下記のような場合は、審査が通らずローンを組めない可能性があります。

  • 既に借金がある
  • ローン支払いが滞った経験がある
  • 定職についていない(フリーターなど)

その場合は、下記の2つの対策を実践するのがおすすめです。

・家族名義でローンを組む
・販売店に相談する

家族名義でローンを組んだ場合は、審査されるのはあなたではなく、親や配偶者などです。
そのため、親や配偶者が審査にさえ通れば、車の使用者はあなたでもローンを組んで買い替えが出来ます。

家族名義でローンを組むのが難しい場合は、お金がない事を正直に販売店に相談してみましょう。
金利は高くなるかもしれませんが、比較的審査のゆるいローン会社を紹介してもらえる可能性があります。

クレジットカードの分割払いを利用する

車を買い替える際にお金がない時はローン以外にも、クレジットカードを利用する方法があります。
ポイントが貯まる事を考えると、クレジットカードで支払うのも魅力的。

ただし、クレジットカードの分割払いには以下のようなデメリットがあるため、ローンに比べると使いにくいケースが多いようです。

・限度額がある(一時増額サービスを利用しないと、全額は支払えない)
・クレジットカードを利用出来る販売店が限定されている
・金利がローンに比べて高いケースが多い(リボ払いは特に注意)

今の車に乗り続ける

車を買い替える際にお金がない時は、最終手段として今の車に乗り続ける事も検討しましょう。
車の状態にもよりますが、車検や修理であれば安い業者に依頼する事で、買い替えよりは節約出来るケースも多いのです。

【車検代が安い業者例】

・車検専門のチェーン店
・ガソリンスタンド
・車用品店
・ユーザー車検

【修理代が安い業者例】

・車専門の修理業者
・整備工場
・車用品店

※どちらの場合も車の状態によって、安くなる業者が異なります。料金が気になる場合は先に見積もりを取って比較するようにしましょう。

車検に通すか悩んだ際の判断ポイント

買い替え時に車検に通して今の車に乗り続けるか悩んだ場合は、下記のポイントを中心に判断しましょう。

・走行距離が10万キロを超えているか
・1年に1万キロ以上走行しているか
・事故または修復歴はないか
・年式は10年以上経過していないか

もし、上記のポイントで当てはまる項目があった場合は、買い替えをせずに車検を受けて乗り続けた方がお金がない人にはおすすめです。
なぜなら、走行距離や年式が一定数を超えていたり、事故または修復歴がある車は売却しても高く売れない可能性が高く、買い替え費用を捻出が出来ないからです。

それでは次に、買い替えではなく乗り潰す際の注意点についてご紹介していきます。

買い替えではなく乗り潰すなら知っておきたい注意点

お金がない場合は、車が修理をして乗れる状態であれば、買い替えではなく乗り潰す方が経済的である事が多いのです。
ただし、乗り潰す際は下記のような問題が発生する可能性が高いので、注意しておくようにしましょう。

・年式が13年・18年を超えると、自動車税や重量税が増税される
・車は消耗品なので、長く乗ると修理する頻度が多くなる
・走行距離が20万キロ前後になると寿命を迎える

具体的には、乗り潰しといっても買い替えを先送りしているだけなので、いつ修理や買い替えが必要になっても良いようにお金を貯めておく事が重要になります。

車の買い替えでお金がない場合まとめ

車の買い替えでお金がない場合まとめ

それでは最後に、車の買い替えでお金がない時の対処法についておさらいしていきます。
重要なポイントだけを読み返したくなったら、こちらをチェックしてみてください。

買い替え時にお金がない時の5つの対処法

1.古い車を高く売る
2.安い中古車を購入する
3.安いローンを組む
4.クレジットカードを利用する
5.今の車に乗り続ける

車検に通すか悩んだ際の判断ポイント

・走行距離が10万キロを超えているか
・1年に1万キロ以上走行しているか
・事故または修復歴はないか
・年式は10年以上経過していないか
⇒上記のポイントで当てはまる項目があった場合は、買い替えをせずに車検を受けて乗り続けた方がお得なケースが多い

乗り潰す際に知っておきたい注意点

・年式が13年・18年を超えると、自動車税や重量税が増税される
・車は消耗品なので、長く乗ると修理する頻度が多くなる
・走行距離が20万キロ前後になると寿命を迎える
⇒いつ修理や買い替えが必要になっても良いように、お金を貯めておく事が重要

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