中古車の買い替え

長い目で見た時に「新車ではなく中古車に買い替えるのって、本当にお得なのかな?」と気になる事がありますよね。
安い中古車に買い替えてしまうと、すぐにあちらこちら修理する必要が出るのでは無いかと疑問に思っている方も多いはずです。

  • 結果的に長く乗れないんじゃないか
  • 逆に高く付くんじゃないか

そこでこの記事では、お得で質の良い中古車に買い替える方法についてまとめてみました!
特に、車検のタイミングと走行距離については、中古車の購入でも売却でも重要なポイントになってくるので注目して頂けたら幸いです。

中古車の買い替えベストタイミング!売却は車検前

中古車に限らず車を買い替える際のベストタイミングは、車検前だと言えます。
その理由は、下記のような事が関係しています。

・車検を受けた後に車を売却してもプラス査定にはほとんど繋がらない
・その割に車検代が高く付く事が多い

実際に、自動車検査登録情報協会が公表しているデータを見ても、4回目の車検前のタイミング(新規登録から平均8.6年)で車を売却する人が多い事が分かります。(※参考サイト
車検に掛かる費用や査定額への影響は、こちらの記事でも詳しくご紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。⇒「下取りは車検切れ直前がお得!査定額への影響も徹底解説

それでは次に、「車検を受けて乗り続ける」か「車検前に車を売却する」では、現時点でどちらがお得になるのかを判断するポイントについご紹介していきます。

車検を受けるかの判断ポイントは維持費と査定額

「車検を受けて乗り続ける」か「今回の車検前に車を売却するか」で悩んだ場合は、下記の2つを中心に考えて判断するのがおすすめです。

1.今後の維持費はいくら掛かるか
2.売却のタイミングが遅れても査定額に影響はないのか

【維持費】

・車検を受けて乗り続ける場合
・新車または中古車に買い替えた場合

上記の2つの維持費を比較すると、車検を受けて乗り続けた方がお得なのかを判断できます。
具体的には、下記などを中心に考えると、判断しやすいでしょう。

  • 税金
  • 車検代
  • メーカー保証の期限
  • 売却予定の車のローンは完済されているか
  • 買い替え後の車の維持費

査定額への影響として、「年式10年」「走行距離10万キロ」を超えると大幅に査定額が下がる事が多いのです。
そのため、売却のタイミングに悩んだら、この2つの数字を1つの判断ポイントにすると良いでしょう。

車を買い替えるお得なタイミングについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しているので合わせて参考にしてみてください。「車の買い替えサイクル!お得なタイミングを平均値から予測

中古車に買い替え!購入時も車検年数をチェック

中古車に買い替えの購入時も車検年数をチェック

中古車に買い替える際は、車検年数をチェックするとお得に購入する事が出来ます。
なぜなら、下記のような2つの理由から、新モデルの車は発売月から車検のタイミングに合わせるように中古車市場での流通量が増えていくからです。

・車検を期に買い替える人が多い
・残価設定型クレジット※を利用して新車を購入している方は、最終の支払いが車検時期になっているケースが多い

需要に対しての流通量が増えれば、そのモデルの車両価格は下落していきます。
つまり、中古車を購入する際に車検年数をチェックすれば、ちょうど供給過多でお得になったコスパの良い中古車に乗り継いでいけるのです。

※残価設定型クレジットとは?

購入時に車を売却する日を設定しておき、残価(数年先の車の下取り額)を除いた額を分割で支払う形のローンの名称

それでは次に、3年・5年・7年とある車検のタイミングでは、どんな車を狙うのがおすすめなのかについてご紹介してきます。

初回車検タイミングは多走行車が狙い目

新モデルの発売時期から初回の車検タイミング(新車登録から3年)を迎えている中古車は、多走行車が狙い目だと言えます。
なぜなら、このタイミングでは年式が新しいため、流通量が増えていても車両本体価格がそこまで下がっていないケースがあるからです。

走行距離が伸びているものであれば、よりお得に購入出来ます。
具体的には、年式3年前後に対し走行距離が3万キロ以上の車を選ぶと、まだ部品がそれほどは消耗していないお得な中古車に買い替えられます。

※多走行車とは?

1年に1万キロ以上走行している車の名称。ただし、呼び名に明確な決まりがないため、5万キロや10万キロなど一定数以上を走行している車を多走行車と呼ぶ場合もあります。

2回目の車検タイミングは人気車種でも狙いやすい

新モデルの発売時期から2回目の車検タイミング(新車登録から5年)を迎えている中古車は、人気車種が狙い目だと言えます。
なぜなら、下記のような理由から、人気車種の流通量が一気に増えて中古車市場で供給過多になるケースがあるからです。

・残価設定型クレジットの返済期間を5年に設定している人が多い
・車を高く売却できる2回目の車検前に買い替えをする人が多い

発売した時は値段が高くて手が出せなかったモデルでも、2回目の車検のタイミングを迎えるあたりには、中古車であれば手が出しやすい価格になっている可能性が高いのです。

3回目の車検タイミングは走行距離が少ない車が狙い目

新モデルの発売時期から3回目の車検タイミング(新車登録から7年)を迎えている中古車は、走行距離が少ない車が狙い目だと言えます。
なぜなら、年式7年前後の中古車で走行距離が多い車を選んでしまうと、せっかく買い替えても長く乗り継げない可能性が高く経済的ではないからです。

年式7年前後の中古車であれば車両本体価格がそもそも低くなっているため、走行距離が少ない車を選んでもお得な買い替えが出来ます。
とにかく安い中古車を購入したいという場合は、このタイミングを狙ってみてください。

車検に関係なく新型モデルの発売時期も狙い目

中古車を購入する狙い目のタイミングとして、車検年数に関係無いものがあります。
それは、新型モデルが発売される時期です。

新型モデルが発売されると、旧モデルは型落ち扱いになるため中古車市場での相場が下落します。
型落ちと言っても最近の車の性能は高い事が多いので、新モデルにこだわらない人であれば、この型落ちタイプの中古車を狙うとお得な買い替えを実現しやすいでしょう。

中古車を購入する際は、新モデルの発売予定日が近い物が無いかについても同時にチェックするようにしてみてください。

走行距離と中古車の買い替え!査定額に影響する2つの数字

走行距離と中古車の買い替えで査定額に影響する2つの数字

必ずしも走行距離の多い中古車が、劣化していて寿命を迎えるのが早いという訳ではありません。

  • メンテナンスがしっかりされていたか
  • どんな風に走行していたか(交通量の少ない道を走る事が多いなど)

上記の項目などによって、走行距離が同じ中古車でも劣化具合が変わります。
しかし、中古車市場では車両の状態を判断するポイントが走行距離や年式に絞られるため、下記の中古車については査定額が大幅に下がるケースが多いのです。

  • 1年に1万キロ以上走行している
  • 走行距離10万キロ以上

そのため、将来的に中古車を出来るだけお得に買い替えたいと考えている場合は、この2つの数字をオーバーしないように心がける事が重要と言えます。

中古車購入時に走行距離を見て判断するポイント

中古車を買い替える際は、単純に走行距離だけを見るのではなく、中古車販売店が下記のどちらの車を中心に売っているかを見るのが購入時の判断ポイントです。

低走行車 年間1万キロ以内しか走行していない車
多走行車 年間1万キロ以上走行している車

以下の表を参考に、どんな傾向の中古車を販売している店舗なのかを見極めてみてくださいね!

販売されている中古車の傾向
低走行車中心の販売店 見た目&保証などのサービスを重視
・コストをかけて、クリーニングや板金補修などがされている
・保証を付けてくれているケースが多い
・中古車であっても価格が高め
多走行車中心の販売店 価格重視
・コストを抑えて、クリーニングや板金補修などがされている
・走行に問題はないが、内外装のキズや汚れが目立つケースが多い
・見た目が悪いが価格は安め

車検証を確認すれば中古車の走行距離も信用できる

中古車の走行距離は、どこまで信用して良いのか悩みますよね。
過去に中古車業界で「メーター戻し」等が問題になっていた事を知っている方は、中古車市場で売られている車の走行距離に疑心暗鬼になっているかもしれません。

しかし、こういった中古車業界の不正を防ぐために、2017年1月以降は車検証に「過去の最大走行距離」が記載されるようになりました。
これなら、メーター戻しをされてもメーターを戻す前の走行距離は車検証で確認出来るため、中古車の正確な走行距離を知る事が出来ます。

そのため、中古車の買い替え時に走行距離が信用できない時は、車検証を確認するようにしましょう。

中古車の買い替え時に必要な書類や手続き

中古車の買い替え時に必要な書類や手続き

中古車への買い替えを決めたら、古い車を売却する際に必要な書類を用意する事になります。
紛失してしまっている場合は、再発行に時間が掛かるケースもあるので事前に確認しておきましょう。

【車を売る際の必要書類一覧表】

書類名称 普通自動車 軽自動車 一般的な保管場所
発行先
自動車検査証
(車検証)※1
ダッシュボード
自動車税納税証明書 × 自宅
軽自動車納税証明書 × 自宅
実印又は認印 ○(実印のみ) ○(認印でOK) 自宅
印鑑登録証明書
※1※2
× 市区町村の役所
又は証明書発行センターで入手
リサイクル券 ダッシュボード
自賠責保険証 ダッシュボード

※1 現住所・氏名と記載内容が同一かを確認してください。
※2 発行後1ヶ月以内の物を2通用意してください。

車を売る際の手続きや流れは、こちらの記事でも詳しくご紹介しているので合わせて参考にしてみてください。⇒「初めてでも大丈夫!車を売る手続きの流れや必要書類を解説

自動車保険の車両入替も忘れずに!

自動車保険の対象を、古い車から新車に切り替える手続き(車両入替)をする場合は、契約している保険会社または代理店に自分で連絡をする必要があります。
中古車を買い替えるだけでは、自動で切り替わらないので注意をしましょう。

また、販売店によっては費用が掛かるケースもありますが、代行で車両入替の手続きを行ってくれる場合もあります。
車両入替については、こちらの記事でも詳しくご説明しているので合わせて参考にしてみてください。「車の買い替えで保険で損する!車両入替に注意が必要

中古車の買い替えのまとめ

中古車の買い替えのまとめ

それでは、最後に中古車の買い替えについておさらいしていきます。
重要なポイントが分からなくなったら、こちらを読み返してみてください。

中古車をお得に売却するタイミング

・車検前の売却がお得
・車検を受けて乗り続けるか迷ったら、今後の維持費と売却を遅らせた事による査定額への影響を考えるのがおすすめ。

中古車をお得に購入する方法

・中古車を選ぶ際は車検年数をチェックする
・初回車検の中古車は多走行車を狙う
・2回目の車検の中古車は人気車種も狙える
・3回目の車検の中古車は低走行車を狙う
・新型モデル発売時期は型落ちの中古車が狙い目

走行距離が中古車の買い替えに与える影響

・1年に1万キロ以上走行している・走行距離10万キロ以上車は、査定額が大幅に低くなり安く売られているケースが多い
・低走行車中心の販売店は、見た目や保証などのサービスを重視された中古車が多い
・多走行車中心の販売店は、見た目が悪いが価格は安めの中古車が多い

中古車の買い替え時に必要な書類や手続き

・必要書類は事前確認がおすすめ!紛失時は再発行に時間掛かるケースがある
・車両入替は自動で行われないので注意

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