手洗い洗車

「出来るだけ安くキレイに洗車したい」車を持っている方であれば、誰もが1度は思う事ですよね。
とは言え、下記項目など一口に洗車と言っても選択肢が多々あります。

  • 洗車機
  • 業者による手洗い洗車
  • 自分で車を洗車する

そのため、どの方法を選べば良いのか迷ってしまう方も多いと思います。
そこでこの記事では、下記のような項目を中心に、洗車について役立つ情報をまとめてみました。

・手洗い洗車と洗車機ではどちらが良いのか?
・自分で洗車する場合のポイントや注意点はあるのか?
・業者に手洗い洗車を頼むといくら掛かるのか?

車を所有している方であれば、誰にでも役立つ内容になっているので、ぜひご一読ください!

手洗い洗車と洗車機を比較!どっちがキレイに仕上がるの?

洗車でキレイに仕上がる順位は以下の通りです。

  • 業者の手洗い洗車
  • 自分で車を洗車する
  • 洗車機

つまり、洗車機よりも手洗い洗車の方が確実に車をキレイに洗車出来ます。
なぜなら、機械よりも人間、そして素人よりもプロの方が、丁寧に隅々まで車を洗い上げられるからです。

とは言え、総合的なメリット・デメリットを比較すると、どの洗車方法を選ぶのかが人によって変わってきます。
特に差が大きい、「手洗い洗車」と「洗車機」のメリット・デメリットをこの次にまとめてあるので、ぜひ比較してみてください。

手洗い洗車のメリット・デメリット

手洗い洗車のメリット・デメリットは、以下の通りです。

【メリット】

・機械による細かな傷が付かない
・車に合わせた洗剤(道具)で洗車が出来る
・気になる汚れを重点的に洗える
・自分で洗車する場合は道具を揃えてしまえば、その後の洗車費用を節約出来る

【デメリット】

・自分で洗車すると手間や時間が掛かる(全行程、1時間前後)
・自分で洗車すると初回は道具を揃える費用が掛かる
・業者に手洗い洗車を依頼すると、他の洗車方法に比べてコストが掛かる

つまり、出来るだけ洗車による傷を減らしてキレイに車を洗いあげたい方は、下記のように選ぶと満足度が高い洗車が出来ます。

  • 時間に余裕があれば、自分で洗車
  • お金に余裕があれば、業者の洗車

洗車機のメリット・デメリット

洗車機のメリット・デメリットは、以下の通りです。

【メリット】

・手間や時間を掛けずに洗車が終わる(洗車時間は約5分前後)
・洗車費用が安い(300円~1,200円前後※)

【デメリット】

・洗車傷が車に付くリスクが高い
・大まかにしか洗車されない
・洗車後に自分で拭き上げ(乾拭き)をする必要がある

洗車機は大雑把に機械で洗い上げるので、どうしても手洗い洗車に比べて仕上がりがイマイチな所があります。
ですので、下記のような方に限り、洗車機は利用した方が良いでしょう。

洗車にお金や時間を掛けたくない
車に多少の傷や汚れが付いていても気にならない

※洗車機の費用はコースによって変わります。

手洗い洗車前に知っておきたい傷や汚れを防ぐポイント

手洗い洗車前に知っておきたい傷や汚れを防ぐポイント

「自分で手洗い洗車をしてみよう」と考えている方は、洗車前に傷や汚れを防ぐポイントを知っておくと、より車をキレイに洗い上げられます。
具体的には、以下の3点を意識するだけでOKです。

太陽が出ていない日や時間帯に洗車をする

晴れの日や日中は水分が急速に乾いてしまい、ウォータースポットと呼ばれる水垢が洗車時に残りやすくなります。
洗車は、太陽が出ていない夕方や曇りの日を狙って行いましょう。

ボディは一定方向に優しく洗い上げる

汚れがあると強い力でゴシゴシ磨きたくなりますが、ボディに洗車傷がついてしまいます。
基本は、一定方向に優しく洗い上げるのを意識しましょう!

洗車の正しい手順を押さえる

誤った順番で手洗い洗車をしてしまうと、せっかく綺麗にした部分に汚れが飛び散り、最初からやり直しになってしまうので注意をしましょう。

詳しい手順は、「手洗い洗車の方法!4つの手順や注意点を解説」で紹介していきます。

手洗い洗車におすすめの道具や洗剤

初めて手洗い洗車をする方は、以下を参考に道具や洗剤を揃えておくとスムーズに車を洗えます。

道具名称 用途 選ぶポイント おすすめ商品
ホース 車に水をかける シャワーとジェット噴射の切り替えが出来る物 タカギホース(RM1220SK)
カーシャンプー 車専用の洗剤 泡切れが良い物、中性が一般的 シュアラスター
洗車シャンプー
スポンジ ボディを洗う 柔らかく目が細かい物 シュアラスター
ウォッシングスポンジ
ブラシ タイヤやホイールを洗う 車専用の大きめの物 YATSUYA PPカーウォッシュ
布巾(クロス)
4~5枚
乾拭き用 吸水力が高いマイクロファイバー AutoGo 洗車タオル
バケツ ・スポンジやブラシを洗う
・カーシャンプーを入れる
15L以上の水が入る イノマタ化学 かしこいバケツ17L
ゴム手袋 手荒れ防止 蒸れにくく、防水性が高い物 ショーワグローブ
防寒テムレス
脚立 ルーフを洗う 天板が広く作業しやすい物 アルインコ
アルミ足場台2段

イエローハットやオートバックスなどでも販売されているので、ぜひ試してみてください。

手洗い洗車の方法!4つの手順や注意点を解説

手洗い洗車の4つの手順や注意点を解説

手洗い洗車は、主に以下の手順で洗っていくのが一般的です。

・タイヤやホイールの汚れを洗い流す
・上から下にボディやウインドウを洗う
・泡が残らないように念入りに水で流す
・乾く前に急いで水を拭き取る

洗車の頻度は、月に1~2回程度が理想的です。
月に1~2回以上の頻度で洗車してしまうと、コーティングやボディを劣化させる原因になるので注意をしましょう。

逆に洗車の頻度が少な過ぎても、汚れが蓄積されてボディの錆や塗装の劣化が進みやすくなります。
詳しい手洗い洗車の方法は、この次に順を追って説明していくのでチェックしてください。

タイヤやホイールの汚れを洗い流す

手洗い洗車をする場合は、始めにタイヤやホイールの汚れをブラシで洗い流していきましょう。
なぜなら、タイヤやホイールは最も汚れが溜まりやすく、最初に洗っておかないと他の洗車した部分に汚れが飛び散ってしまう可能性が高いからです。

詳しい洗車手順は、以下を参考にしてください。

・バケツに規定量のカーシャンプーを入れる
・ジェット噴射でタイヤとホイールの汚れを洗い流す
・ブラシに希釈したカーシャンプーをつけて、タイヤの汚れを落とす
・そのままホイールもブラシで磨く
・シャワーに切り替えて、カーシャンプーをよく洗い流す

上から下にボディやウインドウを洗う

タイヤとホイールを洗い終えたら、次はボディを手洗い洗車していきます。
まずは、上から下に水をかけてボディ全体の汚れやホコリを洗い流しましょう。

脚立に乗って、ルーフからシャワーで水をかければOKです。
シャワーで車全体に水をかけたら、希釈したカーシャンプーを含ませたスポンジでルーフから洗っていきます。

この時、優しい力で一定方向にスポンジを滑らせるのがコツです。
強い力でゴシゴシ擦ってしまうと、洗車傷が出来てしまうので注意してくださいね。

泡が残らないように念入りに水で流す

スポンジでルーフを洗えたら、次の部位に移る前にシャワーで泡をよく洗い流します。
泡が残った状態で次の工程に移ってしまうと、カーシャンプー(洗剤)痕が車に残ってしまうからです。

「一気に全体は洗わない」というのは、手洗い洗車をキレイに仕上げる上でかなり重要なポイントになるので、必ず覚えておいてください!
もしボディの細かい傷が落ちない場合には、洗濯洗剤をぬるま湯に薄~く溶かしてクロス(布巾)に付けてから、軽く絞って磨き上げるだけでキレイになるので試してみてください。

乾く前に急いで水を拭き取る

ルーフをキレイに洗い流したら、乾く前に急いで布巾(クロス)で乾拭きしましょう。
こちらも次の部位に移る前に、乾拭きするのがコツになります。

なぜなら、水滴を放置したまま次の部位の手洗い洗車に移ってしまうと、「手洗い洗車前に知っておきたい傷や汚れを防ぐポイント」でも紹介した水垢がボディに残ってしまうからです。
つまり、車全体を水で濡らした後は、1つの部位(パーツ)ごとに、下記のような手順で手洗い洗車を進めていくのが、車をキレイに洗い上げる正しい方法になります。

1.カーシャンプーをつけたスポンジで洗う

2.シャワーで泡を洗い流す

3.素早くクロスで拭く

手洗い洗車のレベルをワンランクアップさせるコツ

手洗い洗車のレベルをワンランクアップさせるコツ

ここまで説明した手順で手洗い洗車をしても取り切れない汚れが残る場合には、手洗い洗車のレベルをワンランクアップさせましょう。
具体的には、下記の4つを実践するだけでOKです。

  • ドアやトランクの開口部の汚れも拭き取る
  • タイヤに艶出しスプレーを使う取る
  • 隙間に歯ブラシ!虫にガラスクリーナー
  • 初心者はワックスよりもコーティング剤で仕上げ

詳しいやり方はこの次に解説していくので、「せっかく手洗い洗車するならもっとキレイにしたい!」と考えている方はぜひ参考にしてください。

ドアやトランクの開口部の汚れも拭き取る

車全体を洗った後に見落としがちなのが、ドアやトランクの開口部です。
ドアやトランクを開けると見える内側の部分にも、下記などの汚れが付着しています。

  • 水滴
  • 砂埃
  • 水垢

手洗い洗車の時のように、スポンジで磨く必要はありません。
ただ、布巾(クロス)で拭き上げると、中も外もキレイになります。

同じく、下記にも同様の汚れが付着しているケースが多いので、手洗い洗車後はしっかり布巾(クロス)で汚れを取り除くようにしましょう。

・窓ガラスの内側
・サイドミラー
・ライト

タイヤに艶出しスプレーを使う

見出し「タイヤやホイールの汚れを洗い流す」の工程で、乾拭きが終わった後に艶出しスプレーを使うと、よりタイヤの仕上がりが綺麗になります。
なぜなら、タイヤの艶出しスプレー(ワックス)には下記のような効果があり、手洗い洗車後のキレイな状態を持続させてくれるからです。

  • 紫外線をカットする
  • タイヤの色あせやひび割れを予防する
  • 新しいタイヤのように艶を出してピカピカにする

足回りは、車の中でも特に汚れが付きやすい部分になります。
ぜひ最後の仕上げに艶出しスプレーを利用してみてくださいね!

「超艶 ブライトマジック」という商品がおすすめです。

隙間に歯ブラシ!虫にガラスクリーナー

手洗い洗車をしても、意外にしつこく取れないのがボディに張り付いた虫の死骸です。
特に、下記など長距離運転をしたり自然の多い場所で運転したりするイベント後は、車のボディに沢山の虫の死骸が付着しているケースが多いのです。

・BBQ
・海
・山
・高速道路

そういった場合には、下記などを布巾(クロス)に付けて虫が付着している部位を拭き上げるだけで、簡単にキレイになります。

  • ガラスクリーナー
  • 車用虫とり剤

また、窓枠やヘッドライトの隙間に虫や汚れが詰まっている場合には、タオルではなく歯ブラシを使うと、細かい所までキレイになるので試してみてください。

初心者はワックスよりもコーティング剤で仕上げ

手洗い洗車後に仕上げをする場合には、ワックスよりもコーティング剤がおすすめでしょう。
なぜなら、ワックスはツヤ感が強く出るといったメリットがある一方で、初心者には扱いづらくムラが出やすいといったデメリットがあるからです。

コーティングの仕方は色々あります。
スプレータイプをボディに吹き付けて、布巾(クロス)で拭き上げるだけでもキレイになります。

「ワコーズ VAC バリアスコート プラスチック」という商品がおすすめです。
ただ、やはり業者(プロ)とは耐久性や仕上がりに大きな違いが出ます。

3~5年の耐久性があるコーティングを施したい場合には、業者(プロ)に依頼するのがおすすめでしょう。

【業者(プロ)のコーティング料金の相場】

50,000円~120,000円前後(車種によって大きく変動します)

安い?ガソリンスタンド(業者)の手洗い洗車の値段

安ガソリンスタンド(業者)の手洗い洗車の値段

手洗い洗車をセルフでやるのが面倒くさい場合には、ガソリンスタンドなどの業者に手洗い洗車を依頼するのもおすすめです。
例えば、エネオスの手洗い洗車であれば、以下の値段で依頼出来ます。

【エネオスの手洗い洗車料金】

1,900円~3,700円前後(※店舗・車種・洗車コースによって料金が異なります)
出典:エネオスサービスステーション

月1で洗車を依頼すると年間で22,800円~44,400円前後かかるので、お金より時間を節約したい方は頼んでみてもいいかもしれません。
ぜひ、検討してみてください。

手洗い洗車のまとめ

手洗い洗車のまとめ

それでは最後に、手洗い洗車についておさらいしていきます。

洗車でキレイに仕上がるのは?

1.業者の手洗い洗車
2.自分で車を洗車する
3.洗車機
上記の順番でキレイに仕上がる

手洗い洗車と洗車機のメリット・デメリット

・手洗い洗車は、仕上がりがキレイになる一方で時間とコストがかかる
・洗車機は、時間と費用を節約出来る一方で、洗車傷や汚れが残るリスクが高い

手洗い洗車で傷や汚れを防ぐ3つのポイント

1.太陽が出ていない日や時間帯に洗車をする
2.ボディは一定方向に優しく洗い上げる
3.洗車の正しい手順を押さえる

手洗い洗車の手順

1.タイヤやホイールの汚れを洗い流す
2.上から下にボディやウインドウを洗う
3.泡が残らないように念入りに水で流す
4.乾く前に急いで水を拭き取る
※コツは、1つの工程毎に洗う~拭き取るまでを終わらせる事

手洗い洗車のレベルをワンランクアップさせるコツ

1.ドアやトランクの開口部の汚れも拭き取る
2.タイヤに艶出しスプレーを使う取る
3.隙間に歯ブラシ!虫にガラスクリーナー
4.初心者はワックスよりもコーティング剤で仕上げ
ガソリンスタンド(エネオス)の手洗い洗車の値段

1,900円~3,700円前後(※店舗・車種・洗車コースによって料金が異なる)

この記事を参考に、時間、費用、手間などを考慮した上で、あなたに最も適した洗車方法を選んでくださいね!

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