「ディーラーローンの仮審査って本審査と何が違うの?」
「仮審査後に本審査で落ちたら、どうなってしまうんだろう…」
上記のようにお悩みの方。
たしかに、審査に通ればお金を借りられる事は分かっていても、わざわざ本審査ではなく仮審査を受ける意味ってよく分からないですよね。
そこでこの記事では、ディーラーローンの仮審査を初めて受けてみようと考えている方に向けて、役立つ情報を紹介していきます。
審査というワードを聞くと慎重になってしまうかもしれませんが、仮審査は思っているよりも軽い感覚で受けられるものです。
ぜひこの記事で、仮審査を受けるメリットや仮審査に通るためのコツを掴んでいきましょう!
ディーラーローンの仮審査とは?本審査との違い
ディーラーローンの仮審査とは、本審査を受ける前にそもそも本審査に通りそうな人かどうかをふるいに掛けるための審査です。
具体的には、下記のような違いがあります。
仮審査 | 自己申告した返済能力で、お金が借りられるかどうかを審査される |
本審査 | 申告された内容に誤りがないかを審査される |
つまり、仮審査での申告内容が正しければ、仮審査に通った時点でお金を借りられる確率が高まるのです。
さて、この仮審査、実は本審査の前に受けておいた方が良いメリットがいくつかあります。
仮審査を利用するメリット
ディーラーローンの仮審査を利用するメリットは、主に2つです。
1.仮審査なら落ちても信用情報に傷が付かない
本審査に落ちてしまうと、それだけで返済能力がない人間という経歴が信用情報機関のデータに残り、他ローンの審査に通りにくくなってしまいます。
しかし、仮審査は落ちたとしても記録が残らないので、気にせず複数社に審査を申し込む事ができます。
2.複数社に審査を同時申し込みできる
ローンは複数社に申し込むだけでも、あなたの信用情報にマイナスなデータが残ります。
しかし、仮審査であれば複数社に同時申し込みしても記録が残らないので、下記のようなメリットがあるのです。
・いくつかのローン審査を受けることで、自分が借りられる金額の限度が分かる
・仮審査に受かっても、手数料など支払わずに気軽にキャンセルできる
では次に、なぜディーラーローン以外にも複数社に仮審査を申し込んだ方が良いのかについて解説していきます。
ディーラーローンと銀行マイカーローンの仮審査を比較
ディーラーローンとマイカーローンの違いは、以下の通りです。
ディーラーローン | マイカーローン(銀行) | |
---|---|---|
審査基準 | 甘め | 厳しめ※ |
目安金利 | 高い(5.0%前後) | 安い※(2.0%~4.0%前後) |
手続きの手順 | 車購入時にそのまま | 直接来店か、ネットまたは郵送の申込み |
審査時間 | 30分~1時間前後 | 1~3営業日前後 |
契約日 | 土日祝でもOK | 平日のみ |
車の所有権 | ディーラー | 車の購入者 |
返済期間の限度 | 短い(最長6~7年) | 長い(最長10年) |
※マイカーローンによっては、もっと審査が甘く金利が高い種類もあります。
上記を見ても分かる通り、ディーラーローンは審査が甘く、時間や手間を節約した状態でお金を借りられるメリットがあります。
一方で、金利が高くお金を借りている間の車の所有権はディーラーの物になるので、デメリットも非常に大きいです。
そのため、金銭的な負担を減らしたいのであれば、ディーラーローン以外にも金利が安いマイカーローンの仮審査を申し込んでおくのがおすすめだと言えます。
ディーラーローンの仮審査に通るための3つのコツ
基本的に審査基準の甘いディーラーローンの仮審査ですが、誰でも審査に通るわけではありません。
返済能力が低いとされる以下のような特徴を持つ方は、ディーラーローンであっても審査に通らない可能性が高いのです。
【ディーラーローンの仮審査に通らない人の特徴】
・安定した収入が見込めない人(専業主婦、フリーター、学生など)
・収入が少ない人(年収200万~250万円以下)
・職歴が浅い人(現在の会社で働いて数ヶ月など)
・すでに他社ローン等でお金を借りている人
・過去にローンやクレジットカードなどの返済を延滞した事がある人
・ローンで借りたい金額が多すぎる人
そういった場合には次のような3つのコツを実践して、仮審査に通れるように工夫しましょう。
他社のローンを返済しておく
他社ローンで借りている金額が多いと、ディーラーローンの仮審査であっても返済能力が低いとみなされて審査に通らない可能性が高いのです。
そういった場合には、仮審査を受ける前に「他社ローンを完済」または「少しでも返済して借入額を減らす」という形で信用情報をアップさせましょう。
また、お金を借りていなくも、クレジットカードやカードローンとの契約数が多いと審査が厳しくなる傾向があります。
不必要なお金の借入先は仮審査前には解約しておいた方が、審査に通る確率が上がるでしょう。
職歴や支払い能力が足りなければ連帯保証人をつける
「ディーラーローンの仮審査に通るための3つのコツ」でも説明した通り、職歴や安定した収入が見込めない方は、審査に通るのが難しくなります。
そういった場合は、自分よりも審査に通る確率が高い人に連帯保証人になってもらうと、審査に通りやすくなるでしょう。
ちなみに、連帯保証人は以下のような人に頼むのが一般的です。
【連帯保証人をお願いする人の特徴】
・正社員または経営者
・年収250万円以上の安定した収入が見込める方
・親族
ローンの借入額を減らす
ディーラーローンの仮審査は、借りたい金額が多すぎても落ちる可能性が高くなるのです。
借入額が多いまま審査に通ったとしても、毎月の返済が厳しくなってしまいます。
そのため、どちらにしてもローンの借入額は出来るだけ少なめにして申し込むのがおすすめです。
具体的には、現在の貯金(手持ち金)を切り崩して頭金を入れればローンの借入額を減らせます。
無謀な返済計画でお金を借りてしまうと、結果的に将来の自分の首を締める結果に繋がってしまうので注意をしてくださいね!
ディーラーローンの仮審査後に本審査で落とされるケース
無事にディーラーローンの仮審査に通ったとしても、本審査で落とされるケースがあります。
具体的には、下記のように、仮審査時に自己申告した情報と本審査時に確認した内容に違いが見つかると、本審査に落ちてしまうのです。
- 虚偽申告していた
- 仮審査時と借りたい金額が変わった
- 仮審査時と信用情報が変わった
それでは次に、それぞれどんな行動が仮審査後に本審査で落とされる結果に繋がってしまうのかについて詳しく解説していきます。
虚偽申告していた
ディーラーローンの仮審査に通りたいからと言って、自分の職歴や収入について虚偽の申告をしてしまうと必ず本審査で落とされます。
というのも、仮審査はあくまでも自己申告になるので嘘の情報を記載してもバレる事はありません。
しかし、本審査では下記のような信用情報機関で確認できます。
・日本信用情報機構(JICC)
・シー・アイ・シー(CIC)
- 個人を特定する情報(氏名、生年月日、電話番号)
- クレジットやローンなどの個人取引の情報(利用金額、残高など)
- 過去の取引情報(支払遅延、法的手続きの有無など)
上記などの情報が自己申告で記載した内容と照らし合わせて審査されるので、必ず嘘がバレてしまうのです。
仮審査時と借りたい金額が変わった
借入額というのは、ディーラーローンの仮審査をする際にもかなり重要な審査項目になっています。
そのため、本審査時に仮審査時よりも借りたい金額が多くなってしまうと、場合によっては仮審査に通っていても本審査に落ちてしまうケースがあるのです。
具体的には、「頭金に使用する予定だったお金が足りなかった」というような状況で、仮審査後に借入額が増えてしまうケースがあります。
ディーラーローンはマイカーローンに比べて審査が速い分、自分の資産状況を誤って把握ししたまま申し込むと、本審査時に落ちるという結果に繋がりかねません。
ローンを利用するつもりの方は、ディーラーに行く前に自分の資産状況をよく確認しておきましょう。
仮審査時と信用情報が変わった
仮審査時と本審査時であなたの信用情報を変わってしまうと、本審査で落ちてしまうケースがあります。
具体的には、下記項目などが挙げられます。
- 嘘を付くつもりはなかったが、申告内容に誤りがあった
- 健康状態に問題が合った
- 知らない間にローンやクレジットの延滞をしていた
ただし、ディーラーローンはマイカーローンに比べて審査期間が短いと言えます。
仮審査時から本審査に移る間に信用情報が変わるというケースは、そう多くはないと言えるでしょう。
ディーラーローンと仮審査のまとめ
それでは最後に、ディーラーローンと仮審査についておさらいしていきます。
ディーラーローンの仮審査とは?本審査との違い
・仮審査は自分の信用情報を自己申告する
・本審査は自己申告された内容が正しいかの調査される
ディーラーローンとマイカーローン(銀行)の違い
・マイカーローンは、金利が安く所有権が購入者になる
⇒金銭的負担を考えて、審査が厳しいマイカーローンの仮審査も受けておくのがおすすめ
ディーラーローンの仮審査に通るためのコツ
・連帯保証人を付ける
・ローンの借入額を減らす
⇒自分の信用情報に自信がない場合は、上記を実践すると仮審査に通りやすくなる
仮審査後に本審査で落とされるケース
・仮審査時と借りたい金額が変わった
・仮審査時と信用情報が変わった
⇒基本は仮審査時に自己申告した内容と本審査時に確認した情報に相違がなければ、審査には受かる
ローン審査に受かるか不安な人も、仮審査を利用すれば気軽に現在の自分の状況を把握できます。
ぜひ、ディーラー営業マンの方とも相談をしながら、審査に通るように工夫してみてくださいね!
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