「車をぶつけられた!」というトラブルに見舞われた際に、あなたは驚きや恐怖で気が動転してしまっているかもしれません。
しかし、身の安全が確保されたら、次は速やかに車両の修理や買い替えについて考える必要があります。
とは言え、こういった事故はそうある訳ではなく、何を基準に判断すれば良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、「車をぶつけられた際に修理」か「買い替えを判断する」のに役立つ5つのポイントについてまとめてみました。
緊急時だからこそ冷静になり、面倒事を損せずに乗り越えましょう。
車をぶつけられた!修理か買い替えを判断する5つのポイント
事前に以下の5つのポイントについて把握しておくと、車をぶつけられた際に修理か買い替えかを判断しやすくなります。
2.修理費以外の補償内容について
3.修理せず修理費用を買い替え費用に充てられる事について
4.全損でも新車の買い替え費用を全額は補償してもらえない事について
5.評価損は請求出来る事について
ポイント毎の具体的な内容はこの後にご説明していきますので、このまま読み進めてみてください。
過失割合や損傷度合いを元に示談交渉が行われる
車をぶつけられた後、「買い替え」か「修理」かを判断するためには「示談交渉」が必要になります。
示談交渉とは、双方の過失割合や損傷度合いに基づき、被害に応じた補償額を決める話し合いの事です。
被害者側にも過失がある場合は、双方の保険会社が代行で示談交渉を進めてくれます。
ただし、被害者側に一切過失がない場合は、被害者本人であるあなたと加害者側の保険会社で示談交渉をしなくてはならないので注意をしましょう。
素人とプロの話し合いになるので、加害者側の保険会社に有利な条件で示談交渉が進められてしまう可能性が高いのです。
自分で交渉を進めるのが不安な場合は、以下の2つの方法で弁護士に示談交渉を代行してもらう事も出来ます。
費用負担なしで弁護士に示談交渉を代行してもらう
弁護士事務所の無料相談などで補償金が適正であるかアドバイスしてもらい、必要であれば交渉を代行してもらう
修理なら手間・時間・ガソリン代についても言及する
ぶつけられた車を買い替えるのではなく修理する場合は、例え相手方の過失が10割でも修理をするのに「手間」・「時間」・「ガソリン代」が掛かります。
特に、以下については修理を選ぶ際に事前に知っておくと、示談交渉をする時に加害者側に必要経費として請求出来るので覚えておいてください。
車を修理に出している間のレンタカー代も、相手方の保険会社に請求出来ます
ぶつけられた車を整備工場に移動させる際のガソリン代の請求も忘れずにしておきましょう(保険会社によっては支払いに応じてくれないケースもあります)
修理しなくても修理費用をもらって買い替えは出来る
車をぶつけられた際の損傷レベルが低く修理で直る状態だとしても、修理はせずに修理に掛かる費用だけをもらって買い替えに充てる事が出来ます。
なぜなら、保険会社から支払われるお金は修理代ではなく、事故が原因となって発生した損害への補償金だからです。
ただし、修理をせずに補償金をあなたの銀行口座に直接振り込んでもらうと以下の費用が差し引かれてしまい、受け取れる金額が修理をした場合よりも少なくなってしまう事があります。
【修理なしだとマイナスになる可能性がある費用】
- 修理の時に発生する消費税
- 損害額確定に関係する経費(修理に出す際の見積もり費用など)
全損でも新車の買い替え費用は全額補償してもらえない
車をぶつけられた影響で全損扱いになり、新車への買い替えを余儀なくされた場合でも、新車の買い替え費用を全額は補償してもらえません。
なぜなら、保険会社が支払ってくれるのは新車を購入出来る額ではなく、事故前の車を中古車として売却した場合に得られる予想額(時価額)だからです。
ただし、保険会社は出来るだけ補償金を安く抑えようと、最安値の車両本体価格のみを掲示して示談交渉してくる事があります。
もし、保険会社の掲示額に納得出来ない場合は、示談交渉の際に以下の諸費用もきちんと入れて計算されているかを確認し、補償額を引き上げてもらいましょう。
・ナンバー交付手数料
・登録手続き代行料
・車庫証明費用
・車庫証明手続き代行費用
・車両整備費用
・納車費用
・廃車費用
・消費税など
廃車より買取!事故減価格証明書で評価損を請求しよう
ぶつけられた車の処分方法に迷った際は、廃車よりも買取を選ぶのがおすすめだと言えます。
廃車の場合は解体+運搬+リサイクル料金等が掛かりますが、買取の場合はそれらの費用を節約出来お得に新車への買い替えが出来るからです。
まずは、一括査定サイト※を利用して、ぶつけられた車がいくらくらいで売れるのかを確認してみてください。
通常の買取店で金額が付かない場合も、廃車専門の買取業者に依頼すれば走行に問題がある車でも買い取ってもらえます。
また、「事故減価格証明書」という書類を取得すれば、ぶつけられた影響で中古車としての評価が下がってしまった分(評価損)を保険会社に請求出来ます。
JAAI 一般財団法人日本自動車査定協会に依頼すれば、評価損がいくらになるのか査定した上で書類を発行してもらえるので問い合わせてみてください。
※一括査定サイトに登録すると、営業電話がしつこく掛かってくる事があります。
営業電話を避けたい場合は、ユーカーパックのように一社のみからの連絡制度を設けている一括査定サイトを利用しましょう。
連絡時に交渉を行いたい場合は、あえて営業電話の多いサイトを利用するのも一つの手です。
車をぶつけられた際に買い替えを有利にする事故処理
車をぶつけられた際に事故処理をきちんとしておけば、示談交渉で有利になる材料を獲得出来、買い替えをスムーズに進めやすくなります。
また、事故後は気が動転して冷静な判断が出来なくなりがちですが、以下の手順に沿えば余計なトラブルも回避しやすくなるはずです。
【事故処理の手順】
2.加入している双方の保険会社に連絡
3.現場の記録を取る(双方の車の破損状況、事故現場の状態、道路の状態など※)
4.ディーラーに代車などを手配
5.怪我がその時は酷くなくても念のため病院へ行く
※問題なく体が動く場合は、ドライブレコーダーによる動画やスマホなどの写真撮影による記録の保存がおすすめです。
駐車場に停めていた車をぶつけられた際の買い替え費用は?
駐車場に停めていた車がぶつけられたけど、ぶつけた相手がどうしてもわからない場合の買い替え費用は基本的には自己負担です。
車両保険に加入している場合は、車両保険を使えば修理や買い替えに掛かる費用などを保険会社に負担してもらう事も出来ます。(買い替え時は全額補償してもらえる訳ではありません)
ただし、当て逃げで車両保険を使うと等級(保険料の割引率)が3つも下がり、翌年から保険料が高くなるので注意しましょう。
買い替えではなく修理をする場合は保険料の値上がりで損する額も計算し、車両保険を使うのと自己負担で修理するのは、総額でどちらがお得になるのかを判断するのがおすすめです。
車をぶつけられた際の買い替えまとめ
車をぶつけられた際に、「買い替え」か「修理」の判断を落ち着いてするためには、今回の記事でご紹介した内容を事前に把握しておく事が重要になります。
以下の5つの判断ポイントを中心に予備知識をつけておけば、保険会社に都合の良い条件で示談交渉を進められずにすむはずです。
【車をぶつけられた際に役立つ5つの判断ポイント】
2.修理費以外の補償内容について
3.修理せずに修理費用を買い替え費用に充てられる事について
4.全損でも新車の買い替え費用を全額は補償してもらえない事について
5.評価損は請求出来る事について
また、駐車場などでの当て逃げについては、「車両保険を使うと3等級ダウンする」という事を覚えておけば、修理を自己負担ですべきかを判断しやすくなります。
事故は、いつ誰に起こるのか予測出来ません。
いざという時のために、この記事の内容を覚えておくと役立つはずです。
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