車の買い替えには費用や手間が掛かる影響から、下記のような点を疑問に思う方が多いようです。
・平均的な車の買い替えサイクルは何年?
ただ、初めに結論をお伝えすると、「車を買い替えるサイクルは、平均の8.6年を超える前が総合的にお得」だと言えます。
とは言え、車は下記などの項目によって、買い替え時の状況やお得な売却のタイミングが異なるものです。
- 走行距離
- 車検
- 年式
- 車種
そのため、様々な方向から比較した上で、おすすめの買い替えサイクルについてご紹介していきたいと思います。
ぜひ、ご一読いただければ幸いです。
車を買い替える平均サイクルは8.6年!
日本人が乗用車を買い替える平均サイクルは、「8.6年」です。
これは自動車検査登録情報協会(自検協)が2018年3月末に公表したデータで、細かく分類すると以下のようになっています。
参考サイト:https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv000000m204-att/r5c6pv000000m20j.pdf
【車を買い替える平均サイクルの内訳】
自動車の種類 | 買い替え平均サイクル |
---|---|
普通自動車(3ナンバーの車) | 8.12年 |
小型乗用車(5,7ナンバーの車) | 9.03年 |
※軽自動車は除く(車の登録方法が異なっているため)
そして、このデータを見ると、「なぜ大多数の人が車を購入してから平均8.6年で車を買い替えるのか」を予測出来る以下の3つの要素が浮かび上がってきます。
・年式が8.6年になる
・4回目の車検前のタイミングで買い替えている
つまり、大多数の人はこの3つの要素が絡んでくると、「そろそろ車を買い替えるか!」と動き出す人が多いのです。
その理由は、この後に詳しく解説していきます。
平均サイクルと走行距離の関係
一般的に日本人は車の走行距離に対して、下記のようなイメージを持っている方が多いと言えます。
・走行距離が10万キロを超えた車は高く売れない
そのため、車の使用状況により異なりますが、1年に1万キロ前後走行している方は、平均サイクルである8.6年が来るタイミングで走行距離がおよそ8万キロ前後になり、車の買い替えに踏み切られるようです。
たしかに、走行距離10万キロオーバーの車は過走車と呼ばれ、買取(下取り)時の査定額が下がりやすくなるため、売却には良いタイミングだと言えます。
ただし、最近の車の性能は年々向上しており、走行距離が10万キロを超えた車でもメンテナンスさえしていれば問題なく走れる事も多いようです。
平均サイクルと車検や年式の関係
- 年式が10年を超えた車は高く売れない
- 車検に掛かる費用を節約したい
こういったユーザー心理から、車の買い替えサイクルがちょうど4回目の車検(購入してから9年目)の前になる方が多いようです。
たしかに、年式10年超えの車は、買取(下取り)時の査定額が下がりやすくなるため、売却には良いタイミングだと言えます。
また、「下取りは車検切れ直前がお得!査定額への影響も徹底解説」の記事でもご紹介した通り、車検についても受ける前に売却した方がお得なケースが多くおすすめです。
車の買い替えサイクルは平均年数を超える前がお得な理由
改めてまとめてみると、やはり車を買い替える平均サイクルが8.6年になっているのにはそれなりの根拠があるようです。
とは言え、「最近の車は性能が良いし、乗りつぶした方が良いのでは?」と疑問に思う方もいますよね。
そこでここからは、車の買い替えサイクルは平均年数を超える前に設定しておくとお得な3つの理由について、それぞれ解説していきたいと思います。
今後のライフプランを考える際にも役立つと思いますので、参考にしてしてください。
査定額が大幅に落ちる
年式10年・走行距離10万キロの車は、「中古車を求めている人が避ける」or「安く購入したい」と考えてる事が多く、買い取っても業者が高く転売出来ないケースが多いのです。
その影響で買い替えの平均サイクルが8.6年を超えた車は、年式10年・走行距離10万キロの数値に近い事から、査定額が大幅に落ちる傾向があります。
そして、査定額が落ちるサイクルでの買い替えが続くと、新車購入に充てる費用も減り、車の買い替えの度に家計のマイナスが増える可能性が高いでしょう。
そのため、車の買い替えサイクルは平均年数を超える前あたりに設定しておくと、ライフプランを長い目で考えた際にお得になるのです。
修理・整備費用がかさむ
買い替えの平均サイクルである8.6年を超えた車は、経年劣化の影響で車検時に思わぬ修理・整備費用がかさむ事があります。
先々のリスクを考えると、問題が起きていないから乗り続けるのではなく、問題が起きる前の段階で売却しておくのがおすすめです。
実際に、年式や走行距離が10年・10万キロを超えた古い車は、以下のような部品の交換が必要になる事も多く、維持費が高くなる傾向があります。
・ウォーターポンプ
・燃料フィルター
・サーモスタット
・クラッチ
・ブレーキホース
・タイヤなど
そのため、車の買い替えサイクルは平均年数を超える前あたりに設定しておくと、余計な維持費を払わずお得だと言えるのです。
13年以上乗ると自動車税や重量税が増税される
「買い替えの平均サイクルを超えて高く売れる可能性がないなら、しっかりメンテナンスしながら乗りつぶせばいい」という考え方もありますよね。
しかし、日本には以下のように、年式が13年・18年を超えた車には「自動車税」と「自動車重量税」が増税される決まりがあります。
年式13年以上の車の増税率 | 年式18年以上の車の増税率 | |
---|---|---|
自動車税 | 一律15%増税される | 一律15%増税される |
自動車重量税 | 一律39%増税される | 一律54%増加される |
※軽自動車は増税率が変わります
※年式13年未満の車の税金と比較した場合の増税率です
つまり、車に長く乗り続けるほど、持ち主への負担が大きくなってしまいやすく損をしやすいのです。
そのため、やはり車の買い替えサイクルは、平均年数を超える前あたりに設定しておくと、余計な税金を払う前に買い替えが出来お得だと考えられます。
車の買い替えサイクルを3年・5年・8年・10年以上で比較
車を買い替える平均サイクルは8.6年ですが、3年・5年・10年で乗り換える人ももちろんいます。
そこで、ここからはタイプ別におすすめな買い替えサイクルの年数についてご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
3~5年サイクルで買い替えがおすすめなタイプ
・年間2~3万キロ以上の過走行をする
5~8年サイクルで買い替えがおすすめなタイプ
・車は楽しむより生活に利用する事を目的として購入している
10年以上のサイクルで買い替えがおすすめなタイプ
・新車購入にあてる貯金があり、車が高く売れなくても気にならない
・維持費が掛かってもお気に入りの車に長く乗り続けたい
車の買い替えとサイクルのまとめ
それでは最後に、車の買い替えサイクルについておさらいしていきます。
車を買い替える平均サイクルについて
・走行距離、年式、車検などを考えてこのタイミングで買い替えをする人が多い
車の買い替えサイクルは平均年数を超える前がお得な理由
・経年劣化の影響で修理・整備費用がかさむ
・年式が13年、18年を超えると増税される
車の購入目的や車に使える金額によって買い替えサイクルを変えると、満足度が高くなりやすい
あなたに合った車の買い替えサイクルを見極め、無理のない人生計画をして、充実したカーライフを楽しんでください。
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