下取り時の車の消費税

車の買い替えを考えている時に、ふと気になる「消費税」。
2019年10月から消費税が10%になる事も考えて、車を下取り・買取りに出す時に消費税が査定額に与える影響はないのか気になる方も多いはずです。

そこで本記事では、車を下取りに出す際に課税対象になる人や消費税をネタにした査定時の交渉術などについて、詳しく解説していきます。
増税前後の車の買い替えで余計な不安を抱えたくない方に、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。

個人で車を下取りや買取りに出しても消費税は発生しない

結論からお伝えすると、個人が下取り・買取先に車を売却しても消費税は発生しません。
つまり、売り主(あなた)に納税義務はないので、特に消費税について気にする必要はないのです。

ただし、新車購入時には以下の項目に消費税が掛かります。

  • 車両本体価格
  • オプション代
  • 登録手数料(法定費用は除く)など

そのため、個人で車の買い替えをする場合は、以下の2つのポイントを覚えておくと良いでしょう。

・古い車を売却する際には、消費税が発生しない
・新車を購入する際には、消費税が発生する

車を売却する際に課税対象になるのは?

車の下取り・買取時に個人では発生しない消費税も、事業者※が業務用の車(仕事に使っている車)を売却する場合は、消費税が発生します。
ただし、事業者であってもプライベート(通勤や買い物)で使用している車を売却する際には、課税対象にはなりません。

具体的に課税対象になるのは、国が定めた以下の4要件を満たす場合になります。

1.国内において行われるものであること
2.事業者が事業として行う取引であること
3.対価を得て行う取引であること
4.資産の譲渡及び貸付け並びに役務の提供等に係る取引であること

※事業者には、個人事業主も含まれます。

業者は消費税込みの価格で車を下取り・買取する

業者は消費税込みの価格で車を下取りや買取をする

業者が車を売買する場合は消費税が課税されるのです。
売り主(あなた)に消費税が発生しなくても、買取時に業者は消費税込みの価格で車を下取り(買取)しています。

つまり、複雑な感じがするのですが、車の売買における消費税は、以下のように売り主(あなた)と業者という立場によって課税対象になるのかが異なるのです。

車を売却する側(あなた) 消費税は発生しない
車の買取側(業者) 買取額に消費税を含んでいる

それでは次に、個人間の車の売買における消費税についてご説明していきます。

個人間の売買は税抜で取引が出来る

個人間で車の売買(下取りや買取)をする場合には、双方とも消費税抜きの価格で取引きが出来ます。
なぜなら、課税対象になるのは事業者のみのため、売り主も買取側も個人の場合は消費税が発生しないからです。

ただし、個人間の車の売買は、以下のようなトラブルが起きやすいデメリットがあります。

  • 名義変更の手続きがされていない
  • 車両引き渡し後の故障
  • 買取側の一方的キャンセル
  • 車の購入後に事故車だと判明するなど

消費税以外に気にしなければならないポイントが増えるため、注意する必要があるでしょう。

下取り(買取)車の査定額に消費税は含まれている?

下取り(買取)車の査定額に消費税は含まれている

古い車を業者に下取り(買取)に出す場合、車の査定額は消費税込みで計算されています。
なぜなら、「業者は消費税込みの価格で車を下取り・買取する」でもお伝えした通り、事業者が車を買い取る場合は消費税が発生するからです。

【査定額が100万円の場合の内訳(消費税8%で計算)】

・車両本体の買取額:926,000円
・消費税額:74,000円
⇒926,000+74,000=100万円

しかし、業者側でもこういった個人は課税されない・業者は課税対象になると言った消費税の仕組みをよく理解していない人がいます。
そういった営業マンに当たった場合は、この次にご紹介している交渉術を使うと査定額をアップさせられる可能性があるでしょう。

消費税をネタにした査定時の交渉術

もし消費税の仕組みに詳しくない営業マンに当たった場合は、以下のように交渉すると下取り時に売り主(あなた)の言い分に同意して、消費税分を査定額にプラスしてくれる事があります。

【消費税をネタにした交渉術の例】

「100万円の査定額という事は、車両本体価格は税抜で926,000円ですよね?」
「私としては、車両本体価格を税抜で100万円で売却したいので、査定額を税込108万円まであげてもらえませんか?」

ただし、ベテランの営業マンの場合は、税金の仕組みをきちんとあなたに説明した上で「税込100万円の査定額で契約を進めさせてください」と交渉をかわされる可能性があるでしょう。

消費税増税が車の下取り・買取に与える影響

消費税増税が車の下取り(買取)に与える影響

消費税増税前は、下取り車が通常よりも高く売れます。
なぜなら、中古車業界はエコカー減税などの対象外のため、以下のように増税の影響を受ける傾向にあるからです。

増税前 中古車の駆け込み需要が増える
増税後 中古車の需要が減る

そのため、もし車を下取り(買取)に出すのであれば、2019年10月の増税前の時期(2019年8月ぐらいまで)を狙って車を売却した方が、高額査定を狙いやすくお得でしょう。
さらに、ディーラー下取りだけではなく、一括査定サイトなどを利用して中古車専門の買取店の査定額も比較しておくと、より車を高く売却できるはずです。

ただ、一括査定サイトを利用する場合は、しつこい営業電話に悩まされる場合があります。
もし営業電話が気になる場合は、ユーカーパックのように一社からしか連絡が来ない一括査定サイトを利用するのがおすすめでしょう。

逆に、営業電話があった時に交渉するというメリットを活かしたい場合は、カーセンサーのように大手の提携先と契約している一括査定サイトを利用してみてください。

車の下取りと消費税まとめ

車の下取りと消費税まとめ

それでは最後に、下取りと消費税についておさらいしていきます。

個人の車の買い替えと消費税

古い車を売却する 消費税が発生しない
新車を購入する 消費税が発生する
車の売買と課税対象

・事業者(業者)は車の売買で課税対象になる
・個人間の車の売買は課税対象にならない(税抜で取引きができる)

査定額と消費税

・査定額には消費税が含まれている
・消費税の仕組みに詳しくない営業マンであれば、消費税をネタに査定額をアップ出来る可能性もある

増税と車の売却

・増税前:中古車の駆け込み需要が増える
・増税後:中古車の需要が減る
⇒増税前(2019年8月ぐらいまで)に一括査定サイトを利用して車を売却すると、高額査定を狙いやすくお得!

少し複雑な感じがする消費税ですが、仕組みを知っておくだけでも、査定額への見方や売る時期の見極めが変わります。
ぜひこの記事を参考に、お得な車の買い替えを実現させてください。

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