「古くなった車の下取りをお願いしようとしたら、廃車になるから処分の代行費用が掛かると言われた」
上記のように、年式が古く走行距離もかさんでいる車は、ディーラー下取りに出す時に値段が付かないばかりか、処分費用を請求される事があります。
とは言え、実はその車は売却先を変えれば売れる可能性があるのです。
そこで本記事では、下取り出来ないと言われる車を売る方法についてご紹介していきます。
「車の状態も悪いし、下取りに出してもほとんど金額が付かないだろうな」と諦めている方は、ぜひご一読いただければ幸いです。
下取り出来ないと言われる可能性が高い車とは？
ディーラーなどで下取り出来ないと言われる可能性が高い車は、以下のような特徴を持っています。
【下取り出来ない可能性が高い車の特徴】
- 事故車
- 不動車
- 水没車
- 法律違反の改造車
- 不人気車
ディーラーは、下取りした車を中古車として再販する事を目的に買取しています。
そのため、走行上の問題や再販しにくい特徴を持つ車には、査定額を付けてくれないケースが多いのです。
たしかに、自分が中古車を購入する立場に立つと、上記のような車を買おうとは思わないので、納得出来る理由に思えますよね。
しかし、実は売却先をディーラーに絞らなければ、下取り出来ない可能性が高い車でも値段が付く事があるのです。
詳しくは、この後にご説明していきます。
下取り出来ないと言われた車も売却先を変えれば売れる
ディーラーでは下取り出来ないと言われた車も、以下の売却先に査定をお願いすると、ある程度の金額が付く事があります。
【ディーラー以外のおすすめの売却先】
- 中古車専門の買取業者
- 廃車専門の買取業者
同じ中古車でも売却先が変わるだけで査定額に差が付く理由は、ディーラーと車買取専門業者で以下の2つの点が異なっているからです。
2.ディーラーとはプラス査定になるポイントが違う
それでは次に、具体的にどんな所が異なっているのかについて、それぞれの買取業者毎にご説明していきます。
ディーラー下取りではなく中古車専門買取業者を利用する
ディーラーでは下取り出来ないと言われた車でも、中古車専門買取業者だと値段が付く理由は以下の通りです。
中古車の独自販売ルートを持っている
中古車専門買取業者はメインの仕事が中古車の売買です。
そのため、ディーラーに比べて海外などに通じる中古車の独自販売ルートを持っている事が多く、ディーラーでは下取り出来ない車の買取にも積極的なケースが多いと言えます。
査定基準が細かい
中古車専門買取業者の査定基準は細かく、ディーラーでは評価が付かなかったナビ・装備品・パーツなどにも値段が付く事があります。
一括査定サイトで複数店舗を比較出来る
中古車専門買取店を選ぶ際は、一括査定サイトを利用して複数業者を比較し、高価買取してくれる店舗を見つけられます。
ただし、一括査定サイトには営業電話の嵐といったデメリットがあるのも事実。
これを避けるためには、オークション形式を採用した「ユーカーパック」のように、電話連絡が一社に限定されたサイトを選ぶのが得策です。
逆に、営業電話の際に交渉をしてより車を高く売却したい方は、通常の一括査定サイトを利用した方がメリットも大きいと言えます。
中古車専門でも買取不可な時は廃車専門業者に売却
ディーラーでも中古車専門買取業者でも、下取り（買取）出来ないと言われた車におすすめの売却先は、廃車専門買取業者です。
廃車専門買取業者なら、中古車としては価値がないとされた車にも、以下のような所に値段を付けて買取してくれます。
【廃車専門買取業者が値段を付けてくれるポイント】
| 車の中古部品・パーツ | タイヤ、ホイール、バンパーなど |
| 素材 | ボディの金属部分、解体後の鉄やアルミなど |
上記は、走行に問題がある車も買い取ってくれます。
そのため、廃車専門買取業者に売却すると、他ではお金にならない車でも利益を生み出せる可能性が高いのです。
「こんな車は売れないかも…」と思っても諦めずに、廃車専門買取業者に査定をお願いしてみてください。
下取り出来ない車をディーラーに売るメリット・デメリット
ここまで、下取り出来ない車を売る方法についてお伝えしてきました。
しかし、もちろん下取り出来ないと言われた車をディーラーに売る（引取りをお願いする）メリットもあります。
そこで最後に、本当の意味で満足のいく売却先をあなたに選んで頂くために、下取り出来ない車をディーラーに売るメリット・デメリットについてお伝えしていきたいと思います。
ディーラーと買取業者、総合的にどちらを選べば良いのか分からなくなってしまった方は、ぜひこちらもあわせて参考にしていただければ幸いです。
メリット
下取り出来ない車をディーラーに売る（引取りをお願いする）メリットは、買い替えの手続きが楽になる点です。
ディーラーでは、中古車の売却と新車の購入を一店舗で済ませられます。
そのため、たとえ中古車が下取り出来ない場合でも、廃車から新車購入までの手続きを別々の店舗に依頼する事なく、車の買い替えを終えられるのです。
そういった視点から、仕事などが忙しくお金を掛けても車の買い替えをスムーズに行いたい人は、ディーラーに車の売却を依頼した方が総合的に満足度が高くなると考えられます。
デメリット
下取り出来ない車をディーラーに売る（引取りをお願いする）デメリットは、やはり金銭的に損をしてしまう点です。
特に、ディーラーで古い車を下取り出来ないと言われた場合は、廃車に掛かる手数料などで逆に処分費用を支払う事になりかねません。
また、他の売却先に持っていけば査定額が付いたものがディーラーでは評価が付かないとなると、ディーラー下取りにおける損失は大きくなる一方です。
そういった視点から、車の買い替えに手間を掛けても古い車を高く売りたい人は、買取業者に車の売却を依頼した方が総合的に満足度が高くなると考えられます。
下取り出来ない車のまとめ
それでは最後に、下取り出来ない車についておさらいしていきます。
下取り出来ない可能性が高い車の特徴
・不動車
・水没車
・法律違反の改造車
・不人気車
下取り出来ない車におすすめの売却先
| 走行に問題がなければ | 中古車専門の買取業者 |
| 走行に問題があるなら | 廃車専門の買取業者 |
下取り出来ない車をディーラーに売るメリット・デメリット
・デメリット：金銭的な損失が大きい
・お金よりも時間を選ぶ人はディーラー、時間よりもお金を選ぶ人は買取業者で車を売却すると総合的に満足度が高くなりやすい
下取り出来ないと言われた車でも、売却先次第では大いに利益を生み出せます。
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