「車を購入しようと思ったけど、支払い方法がたくさんあって迷う…」という方。
最近は、下記の他にも残クレやカーリースなど仕組みが複雑な支払い方が増えています。
- 現金一括払い
- ローン
- クレジット
どの方法を選べば自分にとってお得なのかを判断しにくくなっています。
そこでこの記事では、それぞれの支払い方法のメリット・デメリットを挙げながら、車購入時のお得な支払い方法について解説していきたいと思います。
また、基本的に金銭的な負担が少ないのは現金一括払いで間違いありません。
その理由についても簡単に説明していくので、ぜひ参考にしてみてください！
車購入時の支払い方法を比較！現金が1番お得な理由
車購入時の支払い方法でメジャーなのは、下記の4つになります。
2.ローン
3.クレジット
4.残クレやカーリース
しかし、もし金銭的に損をしたくないのであれば、現金一括払いを選ぶのが1番おすすめでしょう。
なぜなら、現金一括払いは「2.」～「4.」の他の支払い方法に比べて唯一、金利（手数料）を支払わずに済み支払総額が安くなるからです。
| 名称 | 金利相場 |
|---|---|
| マイカーローン | 2～4％前後 |
| 自社ローン（ディーラーや販売店） | 5％前後 |
| クレジットカード | 15％～18％前後 |
| 残クレやカーリース | 4％前後 |
※あくまでも相場です。実際には借入先によって金利が大きく変動します。
とは言え、あなたにとってベストな支払い方法は状況によって変わります。
一つひとつ比較しながら、自分に合うお金の支払い方を検討してみてくださいね！
現金一括払いのメリット・デメリット
先程もお伝えした通り、現金一括払いは金銭的に損をしたくない方に1番おすすめの車購入時の支払い方法です。
ただし、デメリットが無いわけではないので、支払い方法を選ぶ際には以下を参考に検討してみてください。
【メリット】
・購入した時点で車が自分の物になる
・車購入後の分割払いがないので、月々の支払いは車の維持費だけでOK
・お金を借りていないので、住宅など車以外のローンで審査に通りやすい
【デメリット】
・ローンなどを利用した際の割引（値引き）が受けられない
・金利を上回る額で投資できる場合には、ローンを借りた方が総資産を増やせる
ローンのメリット・デメリット
ローンは、金銭的に余裕がなく現金一括いが出来ない時におすすめの車購入時の支払い方法です。
注意点は、一口にローンといっても様々な種類がある所…。
- 金利の利率
- お金を借りるための審査基準
- 完済までの車の所有権
上記などは、選ぶローンによって全く条件が異なります。
【メリット】
・低金利ローンの審査に受かれば、資金力がなくても安い値段でお金を借りられる
・ローン利用による、販売店のキャンペーンや割引を利用できる可能性がある
【デメリット】
・高金利ローンにしか審査が通らないと、総支払額が大幅に増える
・ディーラーや販売店の自社ローンは、完済まで車が自分の物にならない
・月々の支払いで、家計が圧迫される
・ローン選びや審査に通す手続きに手間や時間が掛かる
クレジットカードのメリット・デメリット
クレジットカードは車の購入時の支払い方法には、不向きな点が多くなります。
なぜなら、クレジットカード決済で車の購入代金を支払う際には、いくつかの制限や金利上の注意点があるからです。
詳しくは、以下を参考にしてください。
【メリット】
・審査なしでも分割払いが選べる
・クレジットカード決済であれば簡単に購入手続きを進められる
・カード決済後の支払いがきちんとできれば「返済能力が高い」という実績が残る
【デメリット】
・クレジットカード決済をすると、販売店からも手数料を取られるケースがある
・クレジットは金利が割高なので、長期的な分割払いには向かない
・リボ払いは月々の支払い額が一定になる一方で、返済期間が長くなり支払い総額がさらに増える
残クレやカーリースのメリット・デメリット
残クレやカーリースとは、車を返却（売却）する前提でお金を借りるタイプのローンです。
【残クレとカーリースの違い】
| 残クレ | 車検・税金・メンテナンス代は、車両価格と別に自分で支払う |
|---|---|
| カーリース | 車検・税金・メンテナンス代・車両価格もすべて込みでお金を借りて分割払いをする |
メリットだけを聞いていると良い支払い方法に思えますが、その分デメリットも多いので注意をしましょう。
【メリット】
・カーリースは完済まですべてコミコミで月々の支払額が一定になる
・数年先の車の買取額を保証してもらえる
・数年で車が不要になる方は、車売却時の手間や時間を節約できる
【デメリット】
・残クレは車両価格にも金利がかかり、総支払額が増加する
・カーリースは車両価格以外にも、車検・税金・メンテナンス代にも金利が掛かる
・車を返却（売却）する前提なので、車を借りている期間の制限が多い
支払い方法と同時に検討！おすすめの車の購入先
車購入時に支払い方法と同時によく検討したいのが、車の購入先になります。
なぜなら、どこで購入するかによって何がお得になるのかが大きく変わるからです。
具体的には、下記のような3つの購入先を選ぶのが一般的になります。
- ディーラー
- 中古車販売店
- オークションや個人売買
ただし、オークションや個人売買についてはデメリットが非常に大きいので、購入先として選ぶ場合はそれなりのリスクを覚悟した方が良いでしょう。
まずは、それぞれの特徴を解説していきます！
ディーラーは保証とアフターフォローが充実
ディーラーでの車購入は、保証やアフターフォローなど一定水準のサービスを重視したい方におすすめです。
メリット・デメリットは、以下の通りになります。
【メリット】
・中古車でも新車並みに手厚い保証を受けられる
・アフターフォローがしっかりしている（適切なメンテナンスを受けられる）
・支払い方法ではディーラー独自のローンも選べる
【デメリット】
・自社メーカーの車を売りたいので、中立的な立場でのアドバイスはくれない
中古車販売店は車両価格の安さが魅力
中古車販売店での車購入は、幅広い選択肢の中から金銭的にお得な車を選びたい方におすすめです。
メリット・デメリットは、以下の通りになります。
【メリット】
・複数メーカーの車を比較検討できる
・中古車メインなので、車両価格が安いケースが多い
・支払い方法では、販売店独自のローンを選べる
【デメリット】
・購入後のメンテナンスに対応していない販売店もある
・希望車種が近くの店舗に販売されているとは限らない
オークションや個人売買は素人だと危険
オークションや個人売買は車売買の専門知識があり、自分でリスク回避をしてお得な車を見つけられる方におすすめの購入先です。
メリット・デメリットは、以下の通りになります。
【メリット】
・専門知識があり、本当の意味でお得な車を見極める力があれば良い買い物ができる
【デメリット】
・自分で車の状態を判断しなければならないので、素人だと騙される可能性がある
・ディーラーや販売店のような保証やアフターフォローはない
・支払い方法が現金一括払いのみになるケースが多い
車購入時の支払い方法！手続きのタイミングは？
車購入時に支払い方法を検討したり、実際に手続きを進めるタイミングは以下の通りです。
1.売買契約時に支払い方法を選ぶ
予算は決めてあっても、まずは支払い総額がいくらになるのかをハッキリさせないと支払い方法は選べません。
総支払額とご自身の資産状況を照らし合わせ、納得の行く支払い方法を選びましょう。
2.支払い手続きのタイミングは納車前
売買契約が済んだ後は納車までの間に、決められた金額を支払います。
現金一括払いや自社ローンであれば、支払い手続きは短時間で終わります。一方で銀行のマイカーローンは、手続きに時間を要するケースが多いので注意をしましょう。
詳しい車購入時の流れは、こちらの記事を参考にしてください。
⇒「中古車購入の4つの流れ！初めての方にも分かりやすく解説」
車購入時の支払い方法のまとめ
それでは最後に、車購入時の支払い方法についておさらいしていきます。
・1番は金利が掛からない現金一括払い
・資金力がない場合は、マイカーローンなど低金利ローンからの借り入れがおすすめ
車の購入先の選び方
・幅広い選択肢の中から安い車を選びたければ、中古車販売店
・車売買の専門知識がありリスク回避に自信があれば、オークションや個人売買
支払い方法を選ぶタイミング
・支払い手続きは納車前に済ませる
車購入時の支払い方法は多岐に渡ります。
しかし、基本は「月々の支払い額」ではなく、「総支払額」に目を向けて選ぶのが重要です。
あなたの資産状況に合わせて、無理のない方法で車を購入してくださいね！
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