ディーラーで廃車するのは損！費用相場とデメリットを解説

車の廃車手続きは、自分でも出来ますが非常に手間が掛かります。
自動車ディーラーに代行を依頼する人も多い事でしょう。

しかし、実はディーラーに廃車を任せるのは損なのです。
今回は、ディーラーに廃車を依頼する場合の費用の相場やメリット・デメリット、もっとお得に廃車にする方法などをご紹介したいと思います。

ディーラーでの廃車を検討中の方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

ディーラーに廃車依頼する際の費用の相場

ディーラーに廃車手続きを依頼した場合、どれくらいの費用が相場なのでしょうか。
それは、手続きの種類によって異なります。

廃車には、一時抹消登録と永久抹消登録の2種類があります。
当分使わないけれど、いつかまた乗れるようにしたいという場合は一時抹消登録、スクラップにして解体してしまう場合は永久抹消登録をします。

ディーラーに廃車手続きを頼んだ場合、最低でも代行手数料として約1万円～2万円の費用が掛かってしまうのです。
それに加え、状況によって運搬費や解体費用が上乗せされます。

親父が運転を引退するとディーラーにいくらになるか確認したら廃車手数料２００００円かかると言われて準備していたのでその車を借りて埼玉県・越谷市・４号に有る車買取のアップルに査定を頼んだら良心的に見ていただいて思ったよりも全然高く買い取ってくれました。親父も驚いて喜んでました⭐

— ほっちゃん (@kiyokundoesuyo) 2013年3月26日

それぞれの費用の内訳について、詳しく見ていきましょう。

一時抹消登録

一時抹消登録の手続きをディーラーに依頼した場合、以下の費用が掛かります。

つまり、相場としては約1万～3万円程度の費用が掛かるという事です。
一時抹消登録は、車を解体してスクラップにはしません。

一時的に車籍は無くなるものの、手続きをすれば再び乗る事が出来るように、車はそのままの状態で保管されるのです。
ですから、一時抹消登録には解体費用は掛かりません。

また、レッカー代にはガソリン代なども含まれていますから、距離が遠いほど高くなります。
自走出来る場合には、自分で持ち込む事で費用の削減になるでしょう。

一時抹消登録に必要なもの

軽自動車の場合(一時使用中止）

必要書類はディーラーによって異なる場合があります。
実印は印鑑証明書と同じ物を用意してください。

委任状や申請依頼書、譲渡証明書はディーラーが用意してくれる事がほとんどですが、自分で用意する場合には下記よりダウンロードが可能です。
※一時抹消登録の委任状ダウンロード
※一時使用中止用の申請依頼書ダウンロード
※譲渡証明書ダウンロード

どちらが用意するのか、事前に聞いておきましょう。
廃車手続きを自分で行う場合については、必要書類等が異なりますので、こちらの記事を参考にして下さい。

　廃車手続きを自分でやると損！費用や必要書類まとめ
　軽自動車の廃車手続きは自分でやると損？費用や必要書類を解説

永久抹消登録

永久抹消登録をディーラーに依頼した場合は、以下の費用が掛かります。

永久抹消では、車の解体費用が1万5千円～程度掛かります。
しかし、鉄や部品のリサイクル費用として数万円を受け取れるケースも多いのです。

そこで解体費用は相殺されると言って良いでしょう。
ですから、永久抹消には相場としては、合計で約8千円～3万円の費用が掛かるという事です。

こちらも自走出来る場合には、レッカー代削減のために自分で持ち込む事をおすすめします。

永久抹消登録に必要なもの

・軽自動車の場合(解体返納）

必要書類は、ディーラーによって異なる場合があります。
永久抹消登録の廃車手続きには、登録費用は掛かりません。

また、こちらの場合も実印は、印鑑証明書と同じ物が必要です。
委任状についても、ディーラーが用意してくれるかどうか、事前に聞いておきましょう。

委任状や申請依頼書は、一時抹消と永久抹消で仕様が異なりますので注意しましょう。
自分で用意する場合には、下記よりダウンロードが出来ます。
※永久抹消登録の委任状ダウンロード
※解体返納の申請依頼書ダウンロード

ディーラーの廃車費用は高い？メリット・デメリット

ディーラーの廃車費用について解説してきましたが、相場から言って実際「高い」と言えるでしょう。
とは言え、ディーラーに廃車手続きの代行を依頼するのは、メリットもあります。

デメリットも合わせて、詳しく解説しましょう。

メリット

廃車手続きをディーラーに依頼するメリットは、信頼できる事と手続きがスムーズに行われるという点でしょう。
中古車販売店などでも廃車手続きをしてくれるお店はあります。

しかし、中には見積りの段階でしつこい勧誘をしたり、手続きをしっかりせず放置するような業者も存在します。
大手の自動車ディーラーなら、そのようなトラブルはまずないでしょう。

ご近所に行き付けのディーラーがある方や、費用を支払ってでも面倒な事を省いてスムーズに手続きを済ませたいという人には、ディーラーはおすすめです。

デメリット

ディーラーの廃車手続きのデメリットは、やはり手数料が掛かるという事です。
面倒な手続きを代行してくれるのですから、仕方がない事ではあります。

しかし、ディーラーに依頼しなければ最大3万円もの費用が浮くと考えると、デメリットと感じる人もいるでしょう。
また、不動車の場合には、レッカー代が掛かってしまうという点もデメリットです。

後述しますが、買取業者に依頼した場合、レッカー代なども無料で行ってくれる事がほとんどと言えます。
自走出来る車の場合は、持ち込みによって数万円の費用の削減になります。

そのため、ディーラーを検討してみても良いかもしれません。

ディーラー以外で廃車費用をお得にする方法

ディーラーに廃車を依頼するのは高いというお話をさせて頂きました。
それ以外で廃車費用をお得にする方法がいくつかありますので、詳しく見ていきましょう。

安くするなら解体業者

廃車費用を安くしたいのなら、解体業者に直接持ち込むという方法があります。
動かない車も無料で引取りをしてくれる業者は少なくありません。

つまり、ディーラーの場合に掛かるレッカー費用が掛からないのです。
さらに、解体を依頼する事で1万円前後の費用を支払ってくれる業者もあります。

なぜそんな事が可能なのかと言うと、解体業者とディーラーは利益を得ている方法が異なるからです。
車を販売して利益を得ているのがディーラーですが、解体業者はスクラップする前の車をパーツごとに取り出して販売しています。

また、残ったフレームなどの金属部分も、資源としてリサイクルする事で利益を得られるのです。
ですから、解体業者にとっては廃車寸前の車でも、十分に価値があると言えます。

廃車費用を安く抑えたいのなら、解体業者はおすすめでしょう。

　車をスクラップする時に得する方法！買取相場はいくら？

無料で廃車にするなら廃車買取業者がおすすめ

解体業者よりも更にお得に廃車を済ませたいのなら、廃車買取業者がおすすめです。
廃車専門の買取業者ならレッカー代はもちろん、廃車に関わる手続きも全て無料で代行してくれます。

また、車体に値が付き高価買取をしてくれる可能性もあるのです。
廃車買取業者は解体業者と同様、車としては価値が落ちてしまったものでも、パーツごとに売って利益を上げる事が出来ます。

さらに、オークション出店や海外への販売ルートなどを駆使して、その車の持つ価値を最大限に利益に変えるのです。
廃車の面倒な手続きがなく、無料どころか買取ってくれるという廃車買取業者は非常におすすめと言えます。

25万km走ったクルマの廃車費用にビクビクしていたのだが、廃車業者に見積もってもらったら4万円の買取となった。🤑

— Ztom Motoyama (@ZtommotS) 2018年2月27日

>>廃車専門のおすすめ買取業者を見てみる。

ディーラーの廃車費用のまとめ

廃車手続きをディーラーに依頼した場合、様々な費用が掛かります。
一時抹消登録で1万～5万円、永久抹消登録で1万～8万円程度が相場です。

しかし、解体業者に直接依頼した場合には、レッカー代が無料になる他、1万円程度の代金がもらえる事もあります。
また、廃車買取業者の場合には、さらに手続きの代行まで全て無料で行ってくれます。

それどころか、車自体に値が付いてプラスになる可能性もあるのです。
このような事を踏まえると、ディーラーの廃車費用は少々高いと言えます。

とは言え、ディーラーの対応や仕事の丁寧さには、信頼がおけるものがあります。
費用を支払ってでも、確実に面倒なトラブルなく廃車にしたいという人には、ディーラーにはメリットが多くあるでしょう。

手間や時間を掛けず、高価買取の可能性もある廃車買取業者は、最もお得に廃車手続きを行う方法でしょう。

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