不動車でも買取してもらう方法を解説！おすすめの廃車業者は？

運転が出来ない状態になってしまった不動車は、放っておいても良い事は何もありません。
しかし、不動車は通常の車と異なり、一般的な買取業者で引き取ってもらえない場合が多いのです。

そのため、不動車をどう処分すれば良いのか分からないという人は少なくありません。
今回はそういった人たちに向けて、不動車を買い取ってもらうにはどうしたら良いかをご説明します。

また、買取に関する情報の前には「そもそも不動車とはどのような車か？」という点についても解説していきます。
不動車の定義が曖昧だという人は、ぜひその部分も参考にしてください。

どのような車が不動車と呼ばれる？

不動車の買取について知る前に、不動車とはどのような車であるかを知っておきましょう。
不動車とは、様々な要因で走らせる事が出来なくなってしまった車の事です。

具体的には、車としての基本的な機能を失ってしまった車を指します。

• エンジンが掛かる
• 走行する
• 停まる
• 道を曲がる

この4つの機能の内、どれか1つでも欠けてしまった場合、その車は不動車となるのです。
これらの機能が失われるのは、バッテリー切れや事故などが原因となる事があります。

バッテリー切れを起こしている

バッテリーが切れていると、エンジンを始動させるモーターが動かなくなってしまいます。
そのため、エンジンが掛からなくなり、不動車となる恐れがあります。

バッテリーが切れは、下記のような要因で起こる事があるのです。

バッテリー切れを起こしているケースで、バッテリーを替えてもエンジンが掛からない場合は、廃車買取店に引き取ってもらえる事があります。
一方で、エンジンなど他の部分に異常がない事が分かれば、車としての価値があると見なされます。

そのため、中古車買取店でも引き取ってもらえる場合があるのです。
バッテリー切れを起こした車を買い取ってもらいたい時は、まず中古車買取店に査定をお願いしバッテリーが切れている旨を伝えましょう。

バッテリーを交換してもらった状態で車がいつも通り動けば、バッテリー以外の部分には問題がない可能性が高いのです。

車検が切れた

車が安全に走れるように、一般的な自家用車は2年に1度車検を受ける事が義務付けられています。
車検が切れた状態で公道を運転すると、無車検運行あるいは無保険運行として処罰の対象になる可能性があるのです。

このような、法的に走る事が出来なくなった車も不動車に分類されます。
車検切れについては、単にドライバーがうっかりしていたという場合もあります。

しかし、車を買取してもらうか車検を受けるか迷っている内に、車検切れとなるケースもあるでしょう。
特に、古い車の場合は車検費用が高額となる事があるため、そういった車を所持するドライバーの中には、車を処分するか車検を通すか長い間迷ってしまう人がいます。

故障したり事故を起こしたりした

故障や事故が原因で車が不動車になってしまうケースもあります。
まず、故障についてはどこが故障したかにもよりますが、エンジンが動かなくなってしまうような故障をしている場合は不動車となる事が多いのです。

事故についても、走らせる事が出来なくなってしまった場合はその車は不動車となります。
また、事故によって不動車となった場合は、事故車専門の買取業者に引き取ってもらえる可能性が高いのです。

こうした業者であれば、壊れている部分を修理して再販出来る事があります。
また、車の一部が潰れるなど酷い損傷のある車でも、使える部品だけを取り出し再利用される事があるのです。

故障したケースでも事故を起こしたケースでも、不動車をそのままにしておいて良い事はありません。
出来る限り早く、またなるべく高い値段で不動車を買取してもらい、新しい車を買うための資金にしましょう。

エンジンが掛からなくなった車

エンジンが始動しなくなった車は走らせる事が出来ないため、不動車となります。
「長期間運転しなかった」「突如車に何らかの異変が起こった」等の理由でエンジンが止まった車は、廃車や事故車の買取を専門とする業者に買い取ってもらえる可能性があるのです。

もし、そのような業者でなく、ディーラーや一般的な買取業者と取引する場合、車のダメージによっては修理しなければ買取不可となる事もあります。
そういったリスクを避けるには、より短期間で買取してくれる可能性のある廃車・事故車専門の業者を探して、査定や買取をお願いしましょう。

さらに、そのような短期間で売却が出来る業者と取引する事で、このようなメリットも得られる可能性があります。

また、修理するか買い替えるか迷っている場合は、修理を受け付けるディーラーか整備工場で一旦車を保管してもらい、その間に廃車、事故車専門の業者に査定を頼みましょう。

状態がよく分からない車

これまで挙げてきた異常は見受けられない車でも、走らせる事が出来なくなり不動車となる事があります。
例えば、亡くなった親族が車を所持していた場合は遺品として相続の対象となるので、一般的な車買取と同じような流れで売却する事は不可能です。

そのような特殊なケースの場合、車の買取は中古車買取店や廃車専門の買取業者に相談するのをおすすめします。
また、不調により車が動かないケースでどこに異常があるのか分からないという場合は、車一括査定サービスを利用し多くの業者に車を見てもらいましょう。

一括査定には、最大10社に査定を頼めるというメリットがあるので、状態がよく把握出来ない不動車でも買い手が見つかる事があるのです。
しかし、多くの場合一括査定を頼んだ各業者に個人情報を提供する事になるので、営業電話等そのデメリットを把握した上でサービスを利用しましょう。

不動車は買取してもらえる？

事故や災害時の水没などによって不動車となってしまった車でも、以下のような理由から売却する事は出来ます。

• 鉄スクラップとしての価値がある
• バッテリー、タイヤなど部品の再利用
• 再販出来る
• 買取業者に東南アジアなど海外の販路がある

不動車にはこのような活用方法があるため、値段を付けてもらえる事があるのです。
しかし、不動車を売る場合、抹消手続きや自動車税の還付申請など、多くの書類を記入して提出する必要があります。

また、そういった書類の提出は平日にしか出来ません。
そうした面でも、不動車売却までの過程は多くのドライバーにとって負担となり得るのです。

しかし、廃車専門の買取業者に売却をすれば、そういった手続きの負担を減らせる可能性があります。
ドライバーは、書類を揃えたら後の事は業者に任せられる場合があるのです。

また、ドライバーが頭を抱えがちな不動車の移動に関しても、大抵は廃車専門の買取業者に無料で任せる事が出来ます。
一方、買取業者と取引する以外にも、不動車を処分する方法はあるのです。

それらについても、ここからご紹介していきます。

ディーラー

ディーラーで次の車を購入する場合、今乗っている車を下取りしてもらえる事があります。
不動車においても下取りしてもらう事は可能です。

しかし、通常の車のように、そのままの状態では中古車のオークションに出しても買取先を見つけるのは困難でしょう。
こうした事情から、不動車を引き取るのはディーラーにとってのメリットにあまり繋がりません。

そのため、通常の車のように下取り価格が付く可能性は低く、車を処分するための手数料を取られる事があります。
一方、新たに購入する車の値段やドライバーとディーラーの関係によっては、無料で不動車を引き取ってもらえる可能性もあるのです。

解体業者

買取先が見つからない程、車体の損傷が激しくスクラップにするしかないような状態の不動車であれば、解体業者に引き取ってもらうという処分方法があります。
車には、鉄以外にもアルミや銅などあらゆる金属が使われており、解体業者でスクラップにされた後は金属素材として活用されるのです。

しかし、一般人が解体業者やスクラップ工場に不動車を引き取ってもらおうとすると、このようなデメリットが生じる恐れがあります。

こうした点から、知人や親族が解体業・スクラップ業をしていない限り、不動車をスクラップにしてもらうという処分方法は、一般のドライバーには難易度が高い傾向にあるのです。

廃車買取業者

不動車は、廃車買取業者に売却する事で、高値で買い取ってもらえる事があります。
廃車や事故車を専門とした買取業者は、1990年代に登場して以来広く知れ渡りました。

廃車買取業者が注目を浴びるようになった事には、このような理由があります。

• インターネットの普及
• ドライバーたちのエコロジー意識の高まり

知名度のアップに加えて、「手軽に不動車を売却出来る」「高価で買い取ってもらえる」というメリットから、廃車買取業者はドライバーたちの支持を得ているのです。
こうした業者では、不動車を買い取った後、車に使われている金属やゴムなどをリサイクルしたり、使える部品をリユースしたりします。

不動車をそのままにするとどうなる？

不動車を放置してしまうと、多くのデメリットが生じます。

• ガレージ代が掛かる
• 路上に放置した場合、5年以下の懲役または1000万円以下の罰金を科される
• 抹消登録をしていない場合、自動車税を支払う必要がある
• 車両維持費が掛かる
• 車上荒らしに遭う恐れがある

こうした事から、不動車となってしまった車をそのままにしておくのはおすすめ出来ません。
税金や保険、リサイクル料が戻ってくる可能性もあるので、早めに買取業者などに引き取ってもらいましょう。

毎年4月1日に1年間分の税金を払う自動車税を例に挙げます。
1年が経過する前に車を廃車にした場合、その後の分の税金は払い戻されるのです。

重量税や自賠責保険に関しても、お金が戻ってくる可能性があります。
そのため、持っている車が不動車になったら、放置せず引き取ってもらいましょう。

不動車は買取相場を調べるのが難しい

不動車は1台1台状態が異なり、またディーラーや通常の中古車買取店では、修理しなければ値段が付けられない場合があります。
そのため、インターネットで買取相場を調べるのが非常に困難なのです。

しかし、大まかな相場を予想する事が出来る場合があります。
通常の車の買取相場を調べる時のように、シミュレーションサイトで不動車の車種、年式、走行距離などを入力して相場を出してみましょう。

車が不動車となってしまった場合でも、似た状態の車の相場を調べる事で大体の相場を推測できる可能性があります。

・トヨタ「下取り参考価格情報」
・日産「下取り参考価格シミュレーション」
・ナビクル「下取り・買取相場」
・ズバット車買取「査定相場」
・ガリバー「中古車買取相場」
・「車選び.comの一括査定」

トヨタや日産のサイトに関しては、買取ではなく下取り価格を参考にしているため低めの金額が出る傾向があります。
電話番号や住所の入力も無しで利用出来るので、概算価格を知りたいだけなら非常に便利でしょう。

不動車を高価買取してもらうには一括査定がおすすめ

処分しようとしている不動車がどの位の価格で買い取ってもらえるかを知るなら、車一括査定を利用するのがおすすめです。
一括査定は、車の情報とドライバー自身の個人情報を入力する事で申し込む事が出来ます。

一括査定では、最大10社の買取業者に査定を依頼する事が可能で、不動車の査定・買取を得意とする業者も探せる可能性があるのです。
また、一括査定には査定時に業者同士で価格競争が起こり、高い買取価格を出してもらえる可能性があるというメリットがあります。

そのため、出来るだけ高い値段で買い取ってもらいたいのであれば、ぜひ一括査定サービスを利用しましょう。
査定をお願いする業者は自分で選べる事が多いのですが、おすすめの業者の例として以下のような買取業者が挙げられます。

廃車本舗

廃車本舗は、中古車や廃車の買取を専門とする買取業者です。
不動車を売る際に、必要な手続きについてもスタッフから説明してもらえます。

そのため、不動車の売却に関する知識がない場合でも手続きがスムーズに進むでしょう。

メリット

デメリット

買取事例

公式サイトはこちら

廃車本舗の口コミ・評判

ハイシャル

ハイシャルは、日本全国への引き取りに対応した廃車買取業者です。
売却時必要な書類や不動車が置かれている現場の状況について、スタッフと相談した上で売却手続きを進める事が出来ます。

メリット

デメリット

買取事例

公式サイトはこちら

ハイシャルの口コミ・評判

カーネクスト

カーネクストは、全国対応している買取業者です。
事故などによる不動車、廃車にする予定の車も買取してもらえる事があります。

メリット

デメリット

買取事例

公式サイトはこちら

カーネクストの口コミ・評判

車選び.com

車選び.comは、一括査定サービスを提供している業者です。
車選び.comの一括査定サービスを利用する事により、事故などで不動車となった車でも高価買取してもらえる場合があります。

メリット

デメリット

買取事例

公式サイトはこちら

車選びドットコムの口コミ・評判

不動車を買取してもらう時に注意する事

インターネットでは、不動車の査定見積もりが出来るサイトを探す事が出来ます。
不動車を売却したい時はそういったサイトを利用して、高価買取が期待出来る買取業者を見つけたら連絡をして不動車を引き取りに来てもらいましょう。

その際、以下の事が必要になる可能性が高いので注意が必要です。

なお、抹消登録手続きに必要な書類や手続きの方法などは、別記事に記載しておりますのでそちらを参考にしてください。

普通自動車の場合：https://kuruma-urunara-doko.com/haisya-tetuduki
軽自動車の場合：https://kuruma-urunara-doko.com/haisya-keijidousya

特に以下のような場合は、抹消手続きをする時に別途書類が必要になる事があるため注意が必要です。

• 住所が変更されている
• 苗字が変わっている
• 法人名や所在地が変わっている
• リサイクル料金が未納である

これらのケースでは、抹消手続きの際に前住所の載った住民票や商業登記簿謄本などの提出が求められる事があります。
また、リサイクル料金を支払っていない場合は、廃車時に解体業者を通してリサイクル料金を払わなくてはなりません。

不動車の買取のまとめ

不動車とは、以下の機能の内どれか1つでも失ってしまった車を指します。

• エンジンが掛かる
• 走行する
• 停まる
• 道を曲がる

これらの機能が使えなくなるのは、このような事が原因になり得るのです。

なお、不動車となってしまった車でも、このような理由から買取してもらえる事があります。

実際に、不動車を引き取ってくれる可能性があるのは、以下のような業者です。

• ディーラー
• 解体業者
• 廃車買取業者

不動車を放置してもメリットは無いので、早めにこのような業者に引き取ってもらいましょう。
その際、車の価値を知るために車一括査定に出すのをおすすめします。

ただ、売却時に抹消登録や還付金について確認しておく事を忘れないでください。