「エンジン警告灯が点灯・点滅しちゃったけど、どうしよう…」とお悩みの方。
たしかにそのまま運転するのは不安ですし、いつまでも消えないと焦ってしまいますよね。
また、中には付いたり消えたりしてるけど、どうすれば良いんだろう…とお悩みの方も多いはずです。
そこでこの記事では、エンジン警告灯が点灯する7つの原因とメーカー推奨の対処法をまとめてみました。
今後のカーライフに役立つ情報が詰まっているので、エンジン警告灯を消す方法が知りたい方はぜひご一読ください!
車のエンジン警告灯とは?種類別の緊急性も解説
車のエンジン警告灯とは、「エンジンの制御系にトラブルが起きている」事を教えてくれるランプです。
ガソリン残量やスピードを示すメーターの近くでエンジンマークが点灯するので、運転をしていればすぐに気が付きます。
チェックランプは全部で20種類以上ありますが、エンジン警告灯は黄色(オレンジ色)にしか点灯しません。
ただし、オイルランプ(油圧警告灯)であれば、赤く点灯します。
チェックランプの色や点滅具合で緊急性が変わります。
そのため、エンジン警告灯に限らず、ランプの状態と危険性の相関関係を以下の表を見て覚えておくと良いでしょう。
チェックランプの状態 | 緊急度 | ランプの意味 |
---|---|---|
黄色(オレンジ) | 注意 | 走行は可能だが、速やかな点検が必要 |
赤 | 危険 | 走行不可。すぐに点検が必要 |
黄色(オレンジ)のまま点滅※ | 危険 | 走行不可。すぐに点検が必要 |
※車種によっては、点滅で緊急性を示す車があります。
エンジン警告灯が点灯・点滅する7つの原因
エンジン警告灯が点灯・点滅する場合は、主に以下の7つの原因が関係していると考えられます。
2.エアフローセンサーが検知した異常や故障
3.イグニッションセンサーが検知した異常や故障
4.バッテリーセンサーが検知した異常や故障
5.カム角度・クランク角度センサーが検知した異常や故障
6.アクセルポジションセンサーが検知した異常や故障
7.マイナーな異常や故障
ただし、エンジンを付けた際に点灯したランプが、エンジンの始動と共に消灯するのであれば問題ありません。
それでも運転中に付いたり消えたりする場合には、やはり一度点検した方が安心でしょう。
原因毎の詳しい症状は、この後に一つひとつ解説していきます。
O2センサーの異常や故障
エンジン警告灯の点灯原因の中でも、1番代表的なのがO2センサーが検知する異常や故障です。
O2センサーは、排気ガス中の酸素濃度を測定する装置の事で、エンジンが最適な状態で燃焼するかを管理する役割を担っています。
そのため、O2センサーが検知したトラブルを放置してしまうと、下記のような症状が出てしまう可能性が高いのです。
- エンストする
- スピードが調整しにくくなる
- 燃費が悪い状態で運転する事になる
- アイドリング※回転数が不安定になる
停止中にすぐ走行できるようにエンジンを動かしたままの状態にする事
エアフローセンサーの異常や故障
エンジン警告灯が点灯する原因には、エアフローセンサーが何らかの異常や故障を検知しているケースがあります。
エアフローセンサーとは、エンジン内に入る空気量を測定するセンサーの事です。
O2センサーと同じで、エアフローセンサーに異常や故障が起きると、エンジンが正常に燃焼しなくなります。
そのため、エアフローセンサーのトラブルを放置してしまうと、下記のようなエンジン周りの不調が起きやすくなってしまうのです。
- エンストする
- スピードが調整しにくくなる
- 燃費が悪い状態になる
- アイドリング※回転数が不安定になる
イグニッションセンサーの異常や故障
エンジン警告灯が点灯する原因には、イグニッションセンサーが何らかの異常や故障を検知しているケースがあります。
イグニッションセンサーとは、エンジンの点火状態を測定するセンサーの事です。
そのため、イグニッションセンサーのトラブルを放置してしまうと、下記のような症状が出やすくなリます。
- エンジンが掛からない、または掛かりにくい
- 加速時に正常にエンジンが作動しない、吹かせない
- アイドリング※回転数が不安定になる
エンジンの点火に大きな障害が出る前に、点検を受けるようにしてくださいね!
バッテリーセンサーの異常や故障
エンジン警告灯が点灯する原因には、バッテリーセンサーが何らかの異常や故障を検知しているケースがあります。
バッテリーセンサーとは、その名の通りバッテリーの動作を測定するセンサーの事です。
バッテリーセンサーが原因でエンジン警告灯が点灯するのは、バッテリー交換後・バッテリーが上がってしまった後などが多いようです。
特に自分でバッテリーを交換した場合には、バッテリーの端子が正しく接続されているかを再度確認した方が良いでしょう。
それでもエンジン警告灯が消灯しない場合には、やはり速やかに点検してもらうのがオススメです。
カム角度・クランク角度センサーの異常や故障
エンジン警告灯が点灯する原因には、カム角度・クランク角度センサーが何らかの異常や故障を検知しているケースがあります。
カム角度・クランク角度センサーとは、エンジンの回転数を測定するセンサーの事です。
カム角度・クランク角度センサーにエラーが出たまま放置すると、下記のようなトラブルが起きてしまいます。
- 燃費が悪い状態になる
- エンジンを痛めてしまう
素人では異常や故障に気付くのが難しい箇所になりますので、やはり速やかに点検を受けるのがオススメでしょう。
アクセルポジションセンサーの異常や故障
エンジン警告灯が点灯する原因には、アクセルポジションセンサーが何らかの異常や故障を検知しているケースがあります。
アクセルポジションセンサーとは、アクセルペダルの踏み込み量と踏み込み速度を測定するセンサーの事です。
アクセルポジションセンサーにエラーが出たまま放置すると、下記のようなトラブルが起きてしまいます。
- スピードが調整しにくくなる
- アクセルを踏んでも反応が悪い
- エンジンの制御機能が正しく作動しない
運転に関係する重要な部分になりますので、できるだけ速く点検を受けるようにしましょう。
マイナーな異常や故障
ここまで代表的な異常や故障について紹介してきました。
マイナーなものでは以下のような箇所にエラーが出ても、エンジン警告灯が点灯するケースがあります。
- タコメーター
- 速度計メーター
- 電気系統(エアコン、オーディオ、パワーウィンドウなど)
基本的には、車の走行に関わる部位に異常や故障があるとエンジン警告灯は点灯します。
しかし、どのセンサーが異常や故障を検知したのかは運転手には分からないケースが多いので、状態が酷くなる前に点検に出すのが安心でしょう。
エンジン警告灯が点灯・点滅した時のNG行動と対処法
エンジン警告灯が黄色(オレンジ)に点灯・点滅した時のNG行動と対処法は、以下の通りです。
NG行動
緊急性が低いし問題が起きていないからと、点灯させたまま放置してしまう。
対処法
安全な場所まで車を運転して、出来るだけ速く近くのディーラーで整備や点検を受ける
ただし、エンジン警告灯以外が赤く点灯していたり、黄色(オレンジ)のランプが点滅していたりする場合は、緊急性が非常に高いケースが多いです。
直ちに車を停車させて、すぐにディーラーに連絡をしましょう。
自分の車に合わせた正しい対処法が知りたい方は、エンジン警告灯が点灯した時のメーカー別の対応マニュアルをこの次に載せておきますので参考にしてください。
メーカー別!エンジン警告灯の対応マニュアル一覧表
エンジン警告灯が点灯した時の、メーカー推奨の対処法は以下の通りです。
メーカー名 | 対応マニュアルの内容 |
---|---|
トヨタ |
|
日産 |
|
ホンダ |
|
三菱 |
|
スバル |
|
スズキ(ハスラー取り扱い説明書) |
|
ディーラーの営業時間外はロードサービスを利用
先程「メーカー別!エンジン警告灯の対応マニュアル一覧表」でも紹介した通り、エンジン警告灯の点灯時は、ディーラーへの連絡が推奨されています。
ただし、ディーラーが営業時間外で連絡がつかず、運転して移動するのが不安な場合には、ロードサービスを利用するのもオススメです。
加入している車両保険によっては、無料でレッカー移動してもらう事ができますよ。
しかし、エンジン警告灯が黄色(オレンジ)に点灯しているだけであれば、緊急性はそこまで高くありません。
急いでいなければ安全な場所まで運転して車を停めた上で、営業時間になるまで待ってから連絡しても良いでしょう。
修理後のエンジン警告灯の再点灯にはクレームを!
ディーラーでエンジン警告灯の点検や整備を受けたのに、再点灯してしまう場合にはディーラーにクレームを言いましょう。
修理代は無料で、再点検・再整備してもらえます。
ただし、輸入車(外車)の場合は、日本車に比べて各センサーが敏感でエンジン警告灯が点きっぱなしになってしまうケースがあるようです。
そういった場合には、ディーラーまたは整備工場の整備士に相談をして、このまま点灯した状態で走っても問題がないかどうか相談してみてください。
エンジン警告灯のまとめ
それでは最後に、エンジン警告灯についておさらいしていきます。
エンジンの制御系にトラブルが起きている事を教えてくれるランプ
エンジン警告灯が点灯・点滅する7つの原因
・エアフローセンサーが検知した異常や故障
・イグニッションセンサーが検知した異常や故障
・バッテリーセンサーが検知した異常や故障
・カム角度・クランク角度センサーが検知した異常や故障
・アクセルポジションセンサーが検知した異常や故障
・マイナーな異常や故障
エンジン警告灯が点灯・点滅した時のNG行動と対処法
・対処法は安全な場所まで車を運転してからディーラーに連絡をして、整備や点検を受ける
・赤ランプや点滅時は、緊急性が高いのですぐに車を停車させて、ディーラーに連絡をする
修理後のエンジン警告灯の再点灯について
・外車は点灯したままになってしまうケースもある。整備士と要相談
エンジン警告灯の点灯は、速やかにディーラーで点検・整備すれば、大きなトラブルに発展しません。
焦らず放置せずに、対応するようにしましょう!
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