廃車の補助金

車を廃車にするには、多くの手間や費用が掛かります。
以前は13年以上の車を廃車にする場合、補助金が貰えるという制度があったのです。

しかし、そのような補助金はもうありません。
そうとは分かっていても、お得に廃車にしたいものですよね。

そこで今回は、かつてあった廃車の補助金制度の詳細や、補助金が無くてもお得に廃車にする方法について、詳しく解説したいと思います。

以前あった廃車時の補助金制度

かつて、車齢が13年を超える車を廃車にする際に、国から補助金が受取れるという制度が設けられていました。
平成21年の4月10日~平成22年3月31日の期間限定での実施となっていましたが、大きな経済対策効果が表れたのです。

そこで、第2次補正予算に盛り込まれ、当初より半年延長して平成22年9月30日まで行われました。
中には、まだ補助金が受けられると思っている人もいるかもしれません。

しかし、残念ながらこの制度は終わってしまっています。
以前設けられていた廃車時の補助金制度について、詳しく解説していきます。

補助金の目的

廃車時の補助金制度は、環境対策・経済対策を目的に設けられました。
廃車を促し、環境性能の優れた車に買い替える事を促す補助金制度です。

環境への意識や自動車製造に関する技術の向上によって、より環境に良い車に乗り換えてほしいという国の思いで打ち出されました。
実際に、この制度には非常に反響が大きく、これを機に車を廃車にして新車に乗り換える人は増えたようです。

そのため、あっという間に予算は消費され、継続はされませんでした。
ただし、燃費基準達成車や電気自動車・プラグインハイブリッド車・天然ガス自動車などの新車購入時に利用できるエコカー補助金や、エコカー減税は現在(平成31年1月時点)も継続中です。

現在のエコカー補助金の詳細は、こちらです。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr10_000012.html

補助金を受ける条件

廃車時の補助金制度を利用するには、一定の条件を満たす必要がありました。

  • 新車登録から13年以上の車の廃車をする場合
  • 廃車の処分に加え新車(エコカー)を購入する場合
  • 新車(エコカー)を新しく購入する場合

廃車にする車の使用期間が1年以上である事が条件の一つです。
また、廃車に関わらず新車を購入する場合は、登録後1年以上使用しなければなりません。

購入する新車については、2009年4月10日~2010年3月31日までに新規登録した車に限るという条件がありました。

廃車時の補助金額

廃車に伴って新車を購入する場合の補助金額については、どれ位なのでしょうか。
車種によって異なるものの、乗用車では25万円、軽自動車では12.5万円の補助が受けられました。

廃車に関わらず新車を購入する場合は、乗用車で10万円、軽自動車では5万円の補助額です。
トラックやバスについては、状況や車種によって20万円~最大180万円の補助金がもらえました。

これだけの補助金が受取れるのなら、廃車手続きを行っても手元に残る場合がほとんどですから、新車の購入にも充てられた事でしょう。
このような制度がまた復活してくれたら嬉しいものです。

以前あった補助金制度の詳細はこちらです。
http://www.mlit.go.jp/common/000111523.pdf

廃車時の補助金スクラップインセンティブは世界にもある

廃車時の補助金スクラップインセンティブは世界にもある

廃車時の補助金は、スクラップインセンティブとも呼ばれ世界各国にも存在していました。
もともと環境対策として始まった制度ですが、時代の流れと共に不況対策の意味も込められるようになったようです。

スクラップインセンティブは、アメリカやヨーロッパなどの多くの国で実施された実績があります。
アメリカでは2009年にCARS(カー・アローワンス・リベート・システム)を導入。

買い換えた車との燃費を比較し、それに伴って補助金を支払うというのが特徴です。
ドイツでも2009年、9年以上使用した自動車の廃車時に対し2,500ユーロという高額の補助金制度が導入されました。

フランスは2007年、アメリカやフランスに先駆けてボーナス・ペナルティ制度を導入し、他国に影響を与えます。
環境に良い新車には1,000ユーロの補助金を出す一方で、CO2を多く排出する車には課税を強化するという試みを実施しました。

オーストリアでも2009年にスクラップインセンティブを導入し、13年を超える車の廃車時に補助金を給付した実績があります。
多くが予算払底などを理由に終了してしまいました。

しかし、海外においても廃車と環境対策・不況対策が大きく関係しているという認識がある事が分かります。

廃車時の補助金はないがお得に廃車する方法

廃車時の補助金はないがお得に廃車する方法

かつて実施された廃車時の補助金制度について解説しました。
もう無くなってしまったのは非常に残念ですが、それでも出来るだけお得に廃車にしたいものですよね。

廃車をお得にするのなら、自分で行うよりも買取がお得です。
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ですから、ディーラーや中古車販売店に売るよりもお得なのです。

気になる方は、一度査定だけでも受けてみると良いでしょう。

廃車と補助金のまとめ

廃車と補助金のまとめ

かつては、新車登録から13年以上が経過した車の廃車時に、補助金が給付されるという制度がありました。
環境対策や経済対策を目的に設けられた制度です。

補助金を受け取るには、エコカーの購入や1年以上の使用などの条件がありました。
条件を満たす場合、車種にもよりますが普通車は25万円、軽自動車では12.5万円の補助金が給付されたのです。

また、廃車を伴わなくともエコカーを購入する場合には、普通車で10万円、軽自動車では5万円の補助金が出ました。
このような制度は非常に反響を呼び、平成21年~平成22年の間で予算の払底と共に終了。

現在は残念ながら無くなってしまいました。
しかし、環境に良い車の購入に際しては、その後エコカー補助金として設けられ現在(平成31年時点)も存在しています。

廃車とは関係がありませんが、燃費基準達成車や電気自動車・プラグインハイブリッドカーなどの購入時には利用してみましょう。
廃車に関する補助金制度は世界各国で実績があり、車と経済や環境が大きく関係している事を示しています。

終わってしまったとは言え、お得に廃車にしたいのは現在も変わらないでしょう。
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