廃車手続きを即日で行う方法！注意点もあり

車を廃車にする理由には、様々なケースがあります。
車は大きなものですから、邪魔になっていて早く処分したいという場合は多いでしょう。

また、税金を止めたい、還付申請をしたいという場合は、金銭的な面から考えてもなるべく早く廃車にしたいと思う人もいるかと思います。
そのような場合、廃車が即日で出来たら助かりますよね。

そこで今回は、廃車手続きを即日で完了させる方法や必要書類、お得な処分の仕方について解説していきます。

手続きが即日完了できるかどうかは廃車の種類による

車を廃車にするには、抹消登録という申請を行い、車の戸籍である車籍を抹消しなくてはなりません。
抹消登録には、一時抹消と永久抹消という2種類が存在します。

軽自動車の場合は、一時使用中止・解体返納と言い、軽自動車検査協会で手続きを行います。
手続きが即日で完了するかどうかは、この廃車の種類によって異なるのです。

順番に詳しく見ていきましょう。

一時抹消登録は即日完了できる可能性がある

一時抹消登録とは、車はそのままの状態で車検証とナンバープレートを返納する廃車方法です。
いつかまた乗る可能性はあるが、長期の出張や入院等の事情で当面車を使用しない場合、一時抹消をする事で自動車税を止める事が出来ます。

再び乗る時が来たら、中古車新規登録をすれば公道を走れるようになります。
この一時抹消登録は、即日で完了できる場合があります。

必要書類とナンバープレート、車検証などを運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)へ持って行き、不備が無ければその日に完了できるからです。
ただし、運輸支局や軽自動車検査協会は、時期によって混み具合に大きな差があります。

年度末や月末等の混んでいる時期には、廃車を行う人が殺到します。
そのため、即日では完了しない場合もあるという事を覚えておきましょう。

一時抹消登録・一時使用中止の必要書類

一時抹消登録には、以下の書類等が必要です。

上記の物を揃え、お住まいの地域を管轄する運輸支局の窓口へ行きましょう。

軽自動車の廃車手続きは、軽自動車検査協会で行います。
一時使用中止の手続きに必要な書類を見ていきましょう。

軽自動車の廃車手続きには、実印ではなく認印が必要です。
シャチハタ以外の物を用意してください。

申請依頼書は委任状と同じ役割を果たします。
こちらからダウンロード出来ますので、ご利用下さい。

※一時抹消登録用の委任状のダウンロード（※記入例）
※一時使用中止用の申請依頼書のダウンロード（※記入例）

廃車方法の詳細については、こちらの記事でも詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。

　廃車手続きを自分でやると損！費用や必要書類まとめ
　軽自動車の廃車手続きは自分でやると損？費用や必要書類を解説

永久抹消登録は即日できない

永久抹消登録とは、車を解体・スクラップして2度と乗れなくしてしまう廃車方法です。
軽自動車の場合は、解体返納と言います。

車の寿命が近いと感じた際に行う場合が多いでしょう。
永久抹消登録では、先に車を解体しなければなりません。

解体した際に業者から受け取るリサイクル券の情報が必要だからです。
ですから、永久抹消の場合は即日完了とはいきません。

永久抹消登録・解体返納の必要書類

永久抹消登録に必要な書類等は、以下の通りです。

軽自動車の解体返納の手続きには、以下の書類等が必要です。

車検の期間が1ヶ月以上残っている場合は、重量税の還付申請を同時に行います。
そのため、所有者の身分証明書やマイナンバーカード、口座情報の分かる物も追加で必要です。

また、重量税還付の関係で、委任状や申請依頼書も一時抹消とは仕様が異なりますので注意しましょう。
※永久抹消登録用の委任状のダウンロード（※記入例）
※解体返納用の申請依頼書のダウンロード（※記入例）

廃車買取なら即日引取りが可能

廃車の手続きは、自分で行うと非常に手間が掛かります。
また、必要書類等に不備があった場合は、再度運輸支局などに足を運ばなくてはなりません。

そのため、即日どころか時間が掛かってしまう事もあるでしょう。
そこで、おすすめなのが廃車買取業者です。

先ほど解説した廃車の手続きを、無料で代行してくれます。
買取業者に売却すれば、税金などの支払い義務も無くなります。

また、即日引き取り、買取が可能な業者も多く存在しますから、査定をしてもらったその日に現金化できる場合もあるのです。
即日引き取りには、自分で業者に持ち込むのが早いのですが、不動車の場合はレッカー等での運搬が必要となります。

廃車買取業者ならレッカー代も無料の場合がほとんどですから、安心して廃車の代行を依頼できるでしょう。

廃車買取に必要な書類

廃車買取業者に手続きを依頼する場合、先ほどの書類等に加えて譲渡証明書が必要です。
また、住所が変わっている場合は住民票や戸籍の附票、結婚などで姓が変わった場合は戸籍謄本を用意しましょう。

譲渡証明書は、基本的に買取業者が用意してくれます。
住民票はお住まいの地域の役所、戸籍の附票や戸籍謄本は本籍地の役所でのみ発行が可能です。

廃車時に必要な書類は、業者によって若干異なる場合もあります。
即日買取を希望するなら、事前に確認して用意しておくとスムーズに手続きが完了するでしょう。

即日買取の注意点

廃車予定の車を、即日引き取りや買取してくれるのは非常に助かります。
しかし、注意点として査定額が他社より低い場合がある事も覚えておきましょう。

すぐに買い取ってほしい、引き取って欲しいという気持ちから、複数の業者を比較しない傾向にあるからです。
業者としても高値を提示しなくとも契約してくれるのですから、高価買取にはなりにくいと言えます。

そのような事を防ぐためには、事前に一括査定などでしっかりと比較して、愛車の相場を把握しておくと良いでしょう。
おおよそどこの業者にしようかという目星を付けておくのもおすすめです。

また、廃車買取を利用する際は、売却後にきちんと廃車証明を受け取りましょう。
廃車にすると言って、実際には廃車にしておらず、トラブルになるケースもあるからです。

廃車状況の確認については、こちらでも詳しく解説しています。

　廃車の確認方法

廃車買取はお得

廃車買取業者がおすすめなのは、即日引き取りや現金化が出来るという点だけではありません。
廃車専門の買い取り業者の場合、廃車寸前の車にも値が付く事が多いのです。

それは、廃車のまだ使える部品を転売したり、残ったフレーム部分の鉄をリサイクルするなど、廃車からでも十分な利益が見込める事が理由の一つと言えます。
また、国内では価値がないとされた車でも、日本製の車の人気が高い海外に輸出する事で、高値で取引が出来ます。

このように、廃車買取業者は廃車手続きが無料なだけではなく、車両本体にも値が付く可能性が高いため、非常にお得なのです。
税金などの還付金もしっかりと返ってきますから、安心して任せる事が出来るでしょう。

廃車と即日のまとめ

廃車を即日で完了出来るかどうかは、廃車の種類によります。
解体を伴わない一時抹消登録なら、書類の不備等がなければ即日で完了させる事も可能です。

ただし、運輸支局等の混み具合にも左右されますから、確実という訳ではありません。
出来るだけ早く、廃車を敷地からどかしたい、税金の支払い義務を止めたいという場合は、廃車買取業者に売却するのがおすすめです。

廃車買取なら、即日で引き取り、現金化してくれる業者も多く存在します。
また、売却したら所有権は業者になりますから、税金の支払い義務もなくなります。

さらに、廃車買取業者なら、廃車寸前の車にも値が付く可能性もあるのです。
即日買取を希望する方は、一括査定などを利用して車を査定しておきましょう。

一括査定サイトには、登録すると複数の業者から電話が入るシステムのものと、完了までのやり取りをサイト側が全て代行してくれるものがあります。
業者と直接連絡が取れる一括サイトであれば、交渉出来ます。

そのため、より高い値が付きやすい等のメリットがあるでしょう。
サイト側が代行してくれる場合は、交渉が苦手な方や電話等で対応している時間のない人でも安心して利用できます。

一括査定を利用するなら、自身に合ったサイトを選ぶ事が大切なポイントです。

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